『おかしの まちの おかしな はなし』は擬人化されたお菓子たちの「おかしな」おはなし<ブランニュープラチナブック>

文芸・カルチャー

公開日:2023/5/31

新しい住人の正体はいかに!? そして、おかしのまちはいったいどうなる…?

おかしの まちの おかしな はなし

作・絵:いわさき さとこ

みどころ

ここはおかしのまち。和菓子と洋菓子がお菓子を売って暮らしています。和菓子と洋菓子たちは、対立してケンカばかり。ところがある日、しらたまでもない、マシュマロでもない、正体不明の新しい住人が引っ越してきました。

「わがしでも ようがしでもない……、いったいぜんたい なにものなんだ?」

まちのみんなは怪しみました。その人は、ある時はまんじゅうに、ある時はケーキになっています。その後もどら焼きになったりシュークリームになったり、しまいにはなんだかわからないものになったりして、みんなは戸惑うばかりです。

作者は『くつやさんとおばけ』『カッパーノ』(いずれもBL出版)など、カラフルでユーモラスな画風が人気のいわさきさとこさん。本作は第11回日本童画大賞絵本部門大賞 受賞作品です。

着物を着た江戸っ子風の和菓子に、ドレスをきたヨーロッパ風の洋菓子。個性の強いキャラクターから目が離せません。新しい住人の正体はいかに!? そして、おかしのまちはいったいどうなったのでしょうか? ぜひおはなしを読んで確かめてくださいね。

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レビューのご紹介

おもしろいですね。

擬人化されたお菓子たちがユニークで面白い絵本です。
和菓子・洋菓子……たくさんのお菓子たちが登場して、確かにこのお菓子にはこの服装合う!このお菓子はこんな感じの雰囲気かも!などと読み手もわくわくします。
引っ越してきたモノの正体は??
たぶん、あれかな!と思いながら読み進めていく楽しさも味わえます。
何にでも変身できる身近にある、あれですよね!?
みなさんも当ててみてください。

(まゆみんみんさん)

和菓子vs洋菓子

お菓子の世界のようですが、表紙絵からややスリリングな「おかしな」雰囲気が漂っています。
舞台はお菓子の町。
なんと、和菓子と洋菓子でいがみ合っている様子。
それぞれの造形キャラクターが、濃いキャラで愉快です。
そこへやって来たのが新入居者。
和菓子でもなく、洋菓子でもない、その正体が気になり、
ページが進みます。
もちろん、シンプルな正体に納得。
でも、そこからがすごいです。
この新入居者だからこその提案がグッジョブ!
なんて素敵な展開でしょうか。
ごちそうさま!

(レイラさん)

おかしの まちの おかしな はなし

作・絵:いわさき さとこ

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