雨を楽しむ絵本(2023年6月 新刊&おすすめ絵本)

文芸・カルチャー

公開日:2023/6/15

連日の雨続き、ジトジト湿気、洗濯物が乾かず、布団も干せず、なんとなく気分もどよーんと落ち込みがち……そう「梅雨」です。日本列島では毎年5月末から6月中旬にかけて梅雨に入ります。毎年やってくることだから、今年は必要以上に落ち込まず、楽しい気分で梅雨を迎えたいところですよね。
雨を感じたら元気に『あめがふってきたよ』と家族に教えてあげましょう。そしてお気に入りの『かさ さして』雨の中を歩いてみるのはいかが? 傘を通して聞こえる雨音や足元の水たまりの音に耳を澄ませると、自然と感覚が研ぎ澄まされてくることでしょう。ほら、よく見ると足元のカタツムリが『でんでんでんしゃ』になっているかも。そのまま電車やバスに乗ってお出かけするのも良いですよね。でも、傘の置忘れにはくれぐれもご用心。『かさどろぼう』に狙われているかもしれませんよ。

雨降りが楽しくなる絵本をご紹介します。

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ぽつぽつ ととん ととん ぴちゃ ぴちゃ しゃーっ リズミカルな音の表現と共に五感で味わう雨の絵本『あめがふってきたよ』

あめがふってきたよ

作:メアリー・サーフォゾ絵:ケイコ・ナラハシ訳:木坂 涼

出版社からの内容紹介

ぽつ ぽつ
あめが ふってきたよ。

ほこりっぽい かわいた みちに
あめが あなを あけると、
つちの においが ひろがります。

ととん ととん
ぴちゃ ぴちゃ
しゃーっ
あめの ひは どんな おとが
きこえる?
いけには どんな もようが できる?

体じゅうで思いきり
雨の日を楽しむ様子を
みずみずしいイラストとともに
描いた絵本。

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三浦太郎さんの「あかちゃんととととと」シリーズ最新刊。傘を広げるワクワク感を味わって『かさ さして』お出かけしよう

かさ さして

作・絵:三浦 太郎

出版社からの内容紹介

雨がふってきて、こなすの子どもは、れれれれれ。かぼちゃの母さんは、げげげげげ。
でも、みんな、ぱっとかささして、うれしそう。
「いそいで かえろ」

トマトのとうさんとプチトマトのこどもたちは……。

さいごはほっこり。
雨の日が楽しくなる一冊です。
シリーズ5作目。

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谷川俊太郎×スズキコージの強力タッグが生み出した、奇想天外な『でんでんでんしゃ』。木の上、雲の中、虹を滑って地獄までの大冒険

でんでんでんしゃ

文:谷川 俊太郎絵:スズキ コージ

出版社からの内容紹介

でんでんむし形のでんしゃの冒険譚
谷川俊太郎×スズキコージ 初の絵本

「おーい ふーい どこにいるぅ

 あめなめらめるめ でんでんでんしゃ

 あめといっしょに ふってこーい!」

 

 呼んで現れたのは、でんでんむし形の“でんでんでんしゃ”。木に登ったり、雲を這ったり、虹を滑ったり、地獄を探検したり、“でんでんでんしゃ” が奇想天外な旅に出ます。

 当代きっての詩人・谷川俊太郎さんと数々の作品を生む絵本作家・スズキコージさんによる、自由奔放でとっても不思議な、新しいものがたり。谷川俊太郎さんの楽しい言葉のリズムと、スズキコージさんのパワーあふれる絵の世界をお楽しみください。

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スリランカからやってきた、大らかでユーモアあふれる一冊。キリ・ママおじさんの傘を盗んだ『かさどろぼう』は、いったい誰?

かさどろぼう

作・絵:シビル・ウェッタシンハ訳:いのくまようこ

出版社からの内容紹介

町で、生まれて初めてかさを見たおじさんは、「なんてきれいで便利なものだろう」と、喜んで村へ買って帰りました。ところが何度かさを買っても、そのたびにぬすまれてしまい…? 小さな村を舞台にのびのびと語られる、ユーモラスなお話。第三回野間国際絵本原画コンクール入賞作、待望の復刊。

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