「次にくるマンガ大賞2018」コミックス部門１位『来世は他人がいい』作者・小西明日翔先生に聞きました！「次マン」作品への想いとは？
マンガ 公開日：2022/8/27
ユーザーからの投票で順位を決める「次にくるマンガ大賞」。2014年にスタートしてから毎年開催されている本アワードは、すべてのマンガファンによる推薦と投票を通して、”次にブレイクしそうなマンガ”を発掘し紹介することを目的に創設されたものです。受賞作品はさらなる注目が集まり、特にマンガ好きにとっては毎回見逃すことのできない賞となっています。
第8回目となる2022年も、エントリー総数4,787タイトル、投票総数約46万票と大きな盛り上がりを見せ、そして8月31日（水）にいよいよ今年の受賞作が発表に！
そこでダ・ヴィンチWebでは、今年の発表に先がけ、歴代受賞者の先生方にアンケートを実施。受賞作についてはもちろん、先生が思う「次にきそうなマンガ」も教えていただきました。
今回は、「次にくるマンガ大賞2018」コミックス部門1位『来世は他人がいい』（講談社）の作者、小西明日翔先生です。
Q1：先生にとって受賞作品はどんな作品ですか？
「テンションと勢いのみでどうにかしている漫画です。笑
また、1作目が2巻完結だったので、長く連載しているなあと思います」
Q2：受賞した時の気持ちを教えてください
「本当に驚きました…かすりもしないだろうなと思っていたので、本当に驚いたとしか言いようがなくて、心の底から本気で驚きました。笑
これは過言でも何でもなく、次にくるマンガ大賞は完全に投票制のシステムですので、全てファンの皆様のお陰です。感謝してもしきれません」
Q3：受賞後、自分の作品が来たなと感じた瞬間はありますか？
「萩尾望都先生と、よしながふみ先生にご感想を頂いた時です。
きた、という感じではないかもしれませんが、自分の好きな先生と何かしら接点ができるということが言葉では言い表せない感動で、自分って本当に漫画家になったんだな…と思った瞬間でもありました」
Q4：先生の思う「次にきそうなマンガ」があれば教えてください。
「今年であれば『鍋に弾丸を受けながら』（青木潤太朗：原作、森山慎：作画/KADOKAWA）です。絵も素晴らしいですし、作中に出てくるのはほとんどの日本人が食べたことのないだろう味の想像もつかない異国の食べ物なのですが、
地の文が巧みでその国々の雰囲気がこれでもかと伝わってきます。それと単行本1巻の書き下ろしが書き下ろしというより新規エピソード丸々1話だったのが凄すぎて笑いました。笑
来年であれば『アフターゴッド』（江野朱美/小学館）です。もともと『亜獣譚』（江野スミ/小学館）から江野先生のファンなのですが、今年は辞退されたとのことで(『アフターゴッド』の本番はこれからだそうなので)来年以降のノミネートと受賞に期待しています」
Q5：ファンに一言メッセージをお願いします。
「もうすぐで連載5周年なのですが、まさかここまで長く連載できるとは思っていませんでした。
当初の構想通りに最後まで書くことができれば良いなと思っているので、まだしばらくお付き合い頂けると嬉しいです！」
