兄弟を愛するのは間違ってますか? 禁断のヒロインはこんなにかわいい!

アニメ

公開日:2014/5/21

二次元にあって、三次元では絶対的にタブーなもの。それは兄妹愛かもしれません。

「実際に姉妹がいたら、全然萌えないよ!」とは、リアルに姉妹を持つ人の弁。確かにその通りかもしれませんが、せめて二次元の世界の中では、節度を持って、この禁断の関係を楽しみたいもの。なんといっても今期は『魔法科高校の劣等生』の深雪、『selector infected WIXOSS』の遊月など、兄弟を本気で愛してしまっている「かわい過ぎるヒロイン」たちが多数登場しています。

そこで今回は近年のアニメから独断と偏見で選んだ、兄弟を“本気で”愛してしまっているヒロイン達をご紹介! 現実ではNGなぶん、二次元では彼女達を応援してもいいです…よね?


○司波深雪(妹)→司波達也(兄):『魔法科高校の劣等生』より
ガチ度:☆☆☆☆
 

▲物語はついに九校戦編へ突入し、ますます目が離せない。

「さすがお兄様」。何度このセリフを聞いたでしょうか。容姿端麗、学業優秀、品行方正な深雪ちゃんは、とにかくお兄様が大好き。ぶっきらぼうなお兄様を振り向かせるため、下着姿で迫ることも辞さない大胆さも持っています。おしとやかながら嫉妬深い面もある彼女を、早見沙織さんが見事に演じています。


○紅林遊月(姉)→紅林香月(弟):『selector infected WIXOSS』より
ガチ度:☆☆☆☆
 

▲上段中央が弟に想いを寄せる姉の遊月。

勝ち続ければ願いが叶うというカードバトルアニメのヒロインのひとり。彼女の願いは、双子の弟である香月を手に入れること。そのために彼女は危険なカードバトルを続けています。現在、放送は7話まで進んでいますが、彼女の話はこれからクライマックスを迎える模様。同級生からのやっかみや、バトルのルールに絶望しながらも、香月をひたむきに想う彼女の切なさに胸を打たれます。


○アカリ・アキュラ(妹)→トール・アキュラ(兄):『棺姫のチャイカ』より
ガチ度:☆☆☆
 

右が美しいおみ足のアカリ。はいて…ない?

謎の少女・チャイカや、敬愛する兄のトールとともに旅をする少女。トールと同じく乱破師(サバター)と呼ばれる実力者なのですが、武器がいかにもパワフルな鉄槌であったり、兄への呼称が「兄様」であったりと、妙に気になる個性の持ち主でもあります。同郷の出身で血縁関係はないようですが…。トールを慕い、近づくヒロインたちに嫉妬して拗ねる姿がたまらなく可愛いです。


○白(妹)→空(兄):『ノーゲーム・ノーライフ』より
ガチ度:☆☆☆
 

▲中央で兄とひっしと抱き合っているのが白ちゃん。

いきなり召喚された異世界で、駆け引きだけが取り柄の兄とコンビを組んでさまざまなゲームに挑む少女。いつも気だるそうにしていますが、頭脳明晰の天才で、特に計算に関しては抜群の才能の持ち主です。兄を「にぃ」と呼び、一緒のベッドで寝るのも当たり前、離れるとポンコツになってしまうほどベッタリ。それでもほかのヒロインが兄へアプローチするのも受け入れるのも、童貞の兄のことを真に思うからこそ? はたして二人の関係に発展はあるのでしょうか……?


今期の作品を振り返ったところで、ここから過去の名作を紹介します。


○春日野穹(妹)→春日野悠(兄):『ヨスガノソラ』より
ガチ度:☆☆☆☆☆
 

▲兄妹愛を描いた不朽の名作にして伝説の『ヨスガノソラ』。

ガチな兄ラブ妹キャラと言ったら、まっさきに彼女を思い出す読者も多いでしょう。兄とともに田舎に移り住んできましたが、彼女は学校には行かず家で引きこもり。ハーレムものらしく兄の悠に続々と迫るヒロイン達に嫉妬し、彼女自身のエピソードではついに兄の身も心も手に入れます。過激な性描写が特に話題になったアニメですが、確かに11話のあのシーンはまさに後世に語り継がれる名シーンです。


○姫小路秋子(妹)→姫小路秋人(兄):『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』より
ガチ度:☆☆☆
 

▲こちらは原作7巻の表紙。最新11巻が6月に発売予定!

6年ぶりに再会したら、妹が極度のブラコンになっていた! 今どきよくある設定かもしれませんが、姫小路秋子ちゃんはとにかくアグレッシブ。水着で迫る、兄の布団の中に潜り込むなんてのは当たり前で、ほかのヒロイン達と一緒に最後まで大暴走。さらにその最終回では意外な事実も発覚……新人・木戸衣吹の初主演でしたが、見事な演技も見どころ(聞きどころ?)です。


○小日向七夏(妹)→佐伯耕四郎(兄):『恋風』より
ガチ度:☆☆☆☆☆
 

▲タブーに挑戦した意欲作『恋風』。収録はプレスコで行われた。

最後に、直球のラブストーリーものからひと組。両親が離婚した影響で離れて暮らしていたものの、12も歳が離れた兄妹です。久々に再会して一緒に暮らすうちに、28歳の耕四郎も、女子高生になりたての七夏も惹かれ合い、ついに……。兄の葛藤、罪悪感、自己嫌悪など、近親との恋愛について真剣に考えさせられる一作です。

もちろん、こうした姉妹からの愛をたっぷり感じられる名作はほかにも多数。たとえば、ミステリーとハーレムの融合を果たした『この中に1人、妹がいる!』、最高に自信家な妹が活躍する『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』、妹モノブームの嚆矢となった『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』など枚挙にいとまがありません。

こうした禁断の作品を素直に楽しめるのも、真の紳士と言えるかもしれません。

文=はるのおと