池田エライザ「中田秀夫監督が、限界を超えるまで引き上げてくれました」

あの人と本の話 and more

2019/5/14

毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、映画『貞子』の公開を控える池田エライザさん。ホラー映画史上No.1シリーズの最新作。その撮影を聞いた。

池田エライザさん
池田エライザ
いけだ・えらいざ●1996年、福岡県出身。2009年からモデルとして活躍し、11年に『高校デビュー』で映画デビュー。15年には、映画『みんな!エスパーだよ!』のヒロインに抜擢される。他の主な出演作に、映画『ルームロンダリング』『億男』『賭ケグルイ』、ドラマ『SHIBUYA零丁目』『ぼくは麻理のなか』など。
ヘアメイク:豊田千恵 スタイリスト:福田春美(pinko) 衣装協力:コート8万9000円、パンツ5万6000円(すべてAOI WANAKA/AOIWANAKA TEL03-6805-0029)(すべて税別)

『貞子』には、『リング』のオリジナルチームが再結集。監督はもちろん中田秀夫さんだ。

「ほんとシャイな方なんですよ。クランクインしてすぐに、〈なんて呼ばれたいですか?〉っておっしゃって。え?って思ったんですけど、〈じゃあ、エラちゃんで〉ってお答えしたら、結局〈茉優さん〉って。全然、呼ばない。そのあとも〈エラ…茉優さん〉とか、葛藤が見えたりして(笑)」

 しかし、いざ演出となると……。

「女優さんみたいに、まず監督が再現してくださるんです。泣くにしろ叫ぶにしろ、どれくらいの熱量の激しさなのか。私たち演者は、それに負けないように食らいついていく。監督が一番情熱を持っていて、それにスタッフも演者も本気でついてく。そんな緊張感のある現場でしたね」

 公式サイトやティザーのメインビジュアルにもなっているが、恐怖を表す演技の中でも今回はとくに目の演技にこだわりがある。

「もう目が引き裂けそうでした。監督は楽しくなっちゃって、もっとー!!っておっしゃるんですよ。でも目の玉が飛び出そうになる寸前くらいまでは、いきましたね。これに限らずどの場面でも、自分の限界をつねに超えていたと思います。やっぱり、中田監督だったからそこまで引っ張り上げてくださったんですね」

 最後に、本誌読者へのおすすめポイントを聞いた。

「動画投稿サイトが題材っていうのが、すごく現代的で興味深いですよね。でも、怖いのが苦手な方は、『貞子』の公式ツイッターやTikTok、“シャクレル貞子”なんかをご覧いただければ、少し癒されるかなと思います(笑)」

(取材・文:松井美緒 写真:きむらたかひろ)

 

映画『貞子』

映画『貞子』

原作:鈴木光司(『タイド』角川ホラー文庫)監督:中田秀夫 脚本:杉原憲明 出演:池田エライザ、塚本高史、清水尋也、姫嶋ひめか、桐山 漣、ともさかりえ、佐藤仁美 配給:KADOKAWA 5月24日(金)全国ロードショー
●心理カウンセラー・茉優は、記憶を失った少女を担当。次第に奇妙なことがおこり、心霊動画を撮った弟が失踪してしまう。
(c)2019「貞子」製作委員会