ヨシタケシンスケの、世界累計65万部大人気絵本『あるかしら書店』から読書ノートが誕生!「ファンにはたまらん一冊」と話題沸騰中

文芸・カルチャー

公開日:2023/4/12

トリマニア
あるかしら読書ノート(ポプラ文庫)』(ヨシタケシンスケ:イラスト/ポプラ社)

 本の感想や本から得た知識、一冊ごとに詰まっているエピソードなどをただ心の中にしまっておくのはもったいない。せっかくなら“可愛らしい読書ノート”に、その本の思い出を記録してみてはいかがだろうか――。

 2023年4月6日に発売された『あるかしら読書ノート』(ポプラ社)は、絵本作家・ヨシタケシンスケ氏の大人気作品『あるかしら書店』から生まれた一冊。発売当日から早くも、ネット上では「『あるかしら書店』が読書ノートになってる!?」「ファンにはたまらん一冊…」などと話題になっているようだ。

advertisement

 同書の元となった『あるかしら書店』は、2017年6月に発売された絵本。店のおじさんに「○○についての本ってあるかしら?」と聞けば、お望みの本が手に入る不思議な本屋さんを舞台にした物語で、世界累計部数は65万部を誇る。「第1回 小学生がえらぶ!“こどもの本” 総選挙」では第2位にランクインしていた。

 たとえば「ちょっと珍しい本」を探している人には、『「作家の木」の育て方』という本をプレゼンするおじさん。好きな本の間にタネを挟んで土に埋め、毎日いろんな本を読み聞かせると「作家の木」が育てられるという。ほかにも月明かりの下でしか読めない「月光本」や、ふたつの本を合わせて初めて読書ができる「2人で読む本」など、あるかしら書店には「あったらいいな」と思う本が盛りだくさん。ちょっと可笑しくて、読書好きの“わかるわかる!”を駆り立てる楽しい一冊に仕上がっている。

 そんな同絵本に登場するおじさんや、読書を楽しむ人々のイラストがちりばめられた『あるかしら読書ノート』。ページごとに読んだ本の「タイトル」「著者名」「出版社」「読了日」「評価」が書き込めるようになっているほか、方眼紙のようなフリースペースも設けられている。フリースペースは大きくとってあるので、ここに本の感想や心に残った言葉、あらすじ、どんなシチュエーションで読んでいたかなどを記録するといいかもしれない。また持ち運びしやすい文庫サイズなのも嬉しいポイントだ。

あるかしら読書ノート

 同書は読書好きの間でも話題を呼び、SNS上には「表紙からして可愛すぎる…。これは買わねば!」「100冊分も記録できるのがいいね。この機会にチャレンジしてみようかな」「ヨシタケシンスケさんのイラスト満載で、ページをめくるたびに気分が上がる」「表紙のイラストにひと目惚れして、自分用と友達用で2冊購入しちゃった」などと様々な反響が寄せられている。

 可愛いイラストてんこ盛りの『あるかしら読書ノート』があれば、億劫な記録も楽しくなるはず。気になる方は、さっそく手に取ってみよう。

あわせて読みたい