カズレーザーのすすめではじめた文章がついに1冊の本に! オズワルド伊藤の初書籍『一旦書かせて頂きます』に反響「一文一文が伊藤さんの口調で脳内再生される(笑)」

文芸・カルチャー

公開日:2023/4/18

一旦書かせて頂きます
一旦書かせて頂きます』(伊藤俊介/KADOKAWA)

 ダ・ヴィンチWebでの連載+noteの投稿コラム+書き下ろしを収録した、お笑いコンビ「オズワルド」伊藤俊介の初書籍『一旦書かせて頂きます』(KADOKAWA)が2023年4月3日に発売された。オズワルドといえば、「M-1グランプリ」2019、2020、2021、2022の4年連続ファイナリスト。そのツッコミ担当・伊藤から紡ぎ出される抜群のワードセンスが話題となり、発売開始から早くも「面白い。このひと言に尽きる」「伊藤さんの言い回しが心地良い」などと絶賛の声が飛び交っている。

 今回発売されたエッセイは、2020年9月からスタートしたダ・ヴィンチWeb連載「一旦書かせて頂きます」や、2020年4~5月に自身のnoteへ投稿していた作品などを中心に、加筆・修正を加えて一冊にまとめたもの。第1章には家族について書いた「我が家の問題児」、第3章には大学時代の電車通学でのエピソード「事実は小説より奇なり」、第6章には相方・畠中悠についての書き下ろしが収録されているほか、伊藤が恩師と語る構成作家・山田ナビスコ氏との酒呑み対談など、ここでしか読めないエピソードトークも目白押しだ。

 そもそも彼が執筆を始めたきっかけは、お笑い仲間である「メイプル超合金」カズレーザーに勧められたことから。コロナ禍でライブ活動が制限される中、“この時期に始めたことは、コロナがおさまったときに仕事に繋がる”と助言されてnoteでの執筆を開始したという。

advertisement

 なお今回の書籍化に際してカズレーザーは帯コメントを担当しており、そこには「こんなに文才あるなら『文章書いたら?』なんて軽々しく奨めなきゃ良かったよ」と綴られていた。

 実際、伊藤の文章は、漫才同様のワードセンスと彼ならではの独特な目線がしっかり落とし込まれ、クスリと笑えるエッセイに仕上がっている。今回初めて彼のエッセイを目にした人からも、「笑わせようとしていない風なのに、自然にクスッと笑えてしまう」「一文一文が伊藤さんの口調で脳内再生される(笑)」「芸人さんの紆余曲折がイメージできたし、何より読みやすい! この本に出会えて良かった」「滅多に本なんて読まない私でも楽しめる一冊。まるでラジオを読んでいるような感覚」「凄い文才。一旦笑わせて頂きます」などと大好評のようだ。

 同書に収録されているエピソードトークは合計35本。中でも伊藤は第5章の「死なない以外のメリットを」がお気に入りのようで、4月8日に開催された発売記念イベントで「僕みたいな本当にヘドが出るぐらいだらしない人間に刺さる話になってるんじゃないかと…」とその魅力を語っていた。

 4月3日放送の『ラヴィット!』や8日の『王様のブランチ』ブックコーナーに出演した際にも、しっかり同書を紹介していた伊藤。『一旦書かせて頂きます』を読めば、誰もがきっと彼のエッセイストとしての才能に驚くだろう。

あわせて読みたい