小学生による小学生のための“最強の本”決定戦! 第4回「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」を制する一冊はどれだ!?

文芸・カルチャー

公開日:2023/5/23

“こどもの本”総選挙
イラスト:ヨシタケシンスケ デザイン:寄藤文平

 小学生による小学生のための“最強の本”を決定するイベント「小学生がえらぶ! “こどもの本”総選挙」がついにやって来た。4回目となる今回の総選挙は、2023年5月5日より投票受付を開始し、9月8日(金)に投票締め切り。2024年2月10日(土)に結果発表イベントが開催される予定だ。


「“こどもの本”総選挙」とは、全国の小学生に“今まで読んだ中で一番好きな本”に投票してもらい、選ばれた本のランキングをこどもたちと発表するイベント。「こどもたちが本と出会う機会を作り、本をもっと身近に感じてもらいたい」という思いから2017年に実施されたのが始まりで、過去3回でのべ約54万人の小学生が投票に参加している。

 結果発表は、投票で選ばれた本の作者をこどもたち自らが表彰する形で実施。その模様は200以上のメディアで紹介され、全国2000店舗以上の書店で上位ランクイン作品が大きく展開された。

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“こどもの本”総選挙
書店店頭にランクイン作品が展開される様子

 第1回の投票数は予想をはるかに上回る12万8055票が集まり、第2回では約2倍の25万3399票もの投票が殺到。そんなたくさんの応募の中なら栄えある1位に輝いたのは、第1回・第2回ともに『おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』(今泉忠明:監修/高橋書店)だった。

 続く第3回目の総選挙は総勢16万人以上の小学生が参加し、過去ベスト10にランクインしていた『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(廣嶋玲子/偕成社)が初の首位を飾る。ちなみに2位以降の結果は、『おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』、『あるかしら書店』、『りんごかもしれない』、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ』の順番だ。

 はたして今回の総選挙では『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』が2連覇を達成するのか、それとも『ざんねんないきもの事典』が1位に返り咲くのか。はたまたどちらでもない別の本が首位を獲得するのか、さらなる盛り上がりが期待される。

 応募資格は、2023年5月5日時点で小学生であること。投票期間は先述した通り、9月8日(金)までで、投票方法は公式サイトの応募フォーム、あるいは学校・公共図書館での紙の投票などがある。

 また応募者特典として、当選者には未来屋書店店頭での書店員体験がプレゼントされるほか、本の感想を書いた人の中から“こどもプレゼンター”を選出。2024年2月10日(土)開催予定の結果発表イベントで、著者への表彰を行うという。本好きのこどもにはたまらない、貴重な体験になるに違いない。

“こどもの本”総選挙
2018年5月5日の第1回こどもの本総選挙結果発表イベント時のアンバサダー・又吉直樹さん

 ますます盛り上がっていく「“こどもの本”総選挙」。興味のある人はチェックしてみよう。

■第4回「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」
主催:NPO法人こどもの本総選挙事務局
投票期間:開催中~9月10日(金)
投票資格:2023年5月5日(金)時点で小学生であること
応募方法:公式サイト応募フォームにて投票、または学校・公共図書館等での紙の投票
公式サイト:https://kodomonohon-sousenkyo.jp/

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