今度の舞台は不思議な“素材”の世界…?「眺めているだけで楽しい」「思わず見入ってしまう」と反響続々のさがし絵絵本『ノラネコぐんだん まだまださがしえブック』

文芸・カルチャー

公開日:2023/7/27

ノラネコぐんだん まだまださがしえブック
ノラネコぐんだん まだまださがしえブック』(工藤ノリコ/白泉社)

 大人気『ノラネコぐんだん』のさがし絵絵本シリーズ最新作『ノラネコぐんだん まだまださがしえブック』が、2023年7月6日(木)に発売された。今度の舞台は、紙や金属、木、ガラスなどが散らばる「素材」の世界。前回に引き続き、今作も大反響を巻き起こしているようだ。

『ノラネコぐんだん』は、絵本作家・工藤ノリコが手掛ける大人気絵本シリーズ。累計発行部数は300万部を突破し、2022年11月に絵本誕生10周年の節目を迎えた。今回発売された『さがしえブック』は、そんな『ノラネコぐんだん』から生まれた“さがし絵絵本”シリーズの第3弾にあたる。

 2021年7月に発売されたシリーズ第1弾『ノラネコぐんだん いろいろさがしえブック』はカラフルな「色」の世界、2022年7月発売の『ノラネコぐんだん おかしなさがしえブック』では「お菓子」の世界に迷い込んだノラネコたち。そして前作からちょうど1年の時を経て発売された最新作は、「素材」の世界が舞台となる。新たな世界を探索するノラネコたちの姿とともに、やさしい問題から超難問まで全139問のさがし絵が収められているという。

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(C)工藤ノリコ/白泉社

 例えばさまざまな「ゴム」を集めた素材の世界には、「はさみ」「オレンジのアメフトのボール」「とうもろこし」「ぶた3びき」などのさがし絵が用意されている。すぐに見つかるものもあれば、目を凝らして探さないとなかなか見つけられないものもあり、これがモノトーンの「きんぞく」の世界になると難易度はさらにアップする。子どもはもちろん、大人も一緒になって楽しめるだろう。

(C)工藤ノリコ/白泉社

(C)工藤ノリコ/白泉社

 実際に色とりどりの素材の世界に魅了される大人たちも多いようで、SNS上には「ページによってコンセプトが違うので、眺めているだけで楽しい」「親子で毎晩楽しく読んでいます。難しい問題は大人でもう~ん…となるくらい(笑)」「ミニチュアで作られた芸が細かく、各ページが色鮮やかで思わず見入ってしまう」などの感想が続出。各地の書店員からも「さがし絵に挑戦するも良し、ただただ眺めるも良し。とてもかわいい一冊です」「ひとりでも親子でも楽しめますよ~」と太鼓判が押されていた。

 また、同日には『ノラネコぐんだん トランプ』も発売されている。これは子育て情報誌『kodomoe』2021年4月号のとじこみ付録として収録された「ノラネコぐんだん ちびトランプ」を通常の大きさにサイズアップしたもの。

(C)工藤ノリコ/白泉社

 トランプの1枚1枚にはノラネコたちの愛くるしい姿が描かれており、早くもSNS上では「もったいなくて使えないwww」「ゲームに集中できないかわいさ」などと大好評のようだ。

(C)工藤ノリコ/白泉社

 さがしえブックやトランプを通して、ぜひノラネコぐんだんのかわいさを堪能してみてはいかがだろうか。

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