ついに雛菊の過去が明らかに? 空白の10年間を紐解く『春夏秋冬代行者 春の舞』最新3巻が話題「感情が揺さぶられた」「バチクソ重い」

マンガ

公開日:2023/11/18

春夏秋冬代行者 春の舞
春夏秋冬代行者 春の舞』3巻(漫画:小松田なっぱ、原作:暁佳奈、キャラクターデザイン:スオウ/白泉社)

 電撃文庫の人気小説シリーズをコミカライズした『春夏秋冬代行者 春の舞』の最新3巻が、2023年11月2日(木)に発売された。同作は四季の移り変わりを神に代わって顕現する「代行者」と、代行者の守護を任されている「護衛官」の物語を描いた和風冒険ファンタジー。最新刊ではついに、春の代行者である花葉雛菊(かよう・ひなぎく)の壮絶な過去が語られるようで、読者からさまざまな感想が寄せられている。

 原作は、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の作者・暁佳奈氏による大人気小説シリーズ。目の前に四季の情景が浮かぶような緻密な構成と、登場キャラクターの細かな心情表現などが人気を博し、「このライトノベルがすごい!2022」総合新作部門で第1位、文庫部門では第2位に輝いている。2023年11月の時点でシリーズ累計50万部(電子書籍を含む)を突破するほど、多くのファンに愛されている作品だ。

 ちなみに11月10日(金)には、原作小説『春夏秋冬代行者 秋の舞』の上下巻が発売。これまで春、夏を司る代行者とその護衛官たちがメインの物語が描かれたが、最新刊は秋の物語となっている。さらに今回、シリーズ初となる海外の代行者たちも登場する。

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春夏秋冬代行者 秋の舞
春夏秋冬代行者 秋の舞 上』(暁佳奈/電撃文庫/KADOKAWA)
春夏秋冬代行者 秋の舞
春夏春夏秋冬代行者 秋の舞 下』(暁佳奈/電撃文庫/KADOKAWA)

 そんな人気小説シリーズをコミカライズ化した『春夏秋冬代行者 春の舞』は、春の代行者である花葉雛菊と、彼女の護衛官を務める姫鷹(ひめだか)さくらの活躍を中心に描いた物語。第1巻では“ある事件”によって姿をくらましていた雛菊が、10年ぶりに春を蘇らせるストーリーが展開されていた。

 どうやら雛菊は何者かに“誘拐”されていたため、10年間も消息を絶っていたようなのだが、これまでその詳細については謎のままだった。しかし今回発売される最新3巻では、ついに彼女の壮絶な過去が明らかになる模様。10年前、雛菊の身にいったい何が起きたのか、また作中で匂わされている冬の代行者・寒椿狼星(かんつばき・ろうせい)とはどのような関係性なのか…。物語を紐解く重要な一冊になることは間違いないだろう。

 早くもSNS上にはさまざまな感想が寄せられており、「胸を切り裂かれるような雛菊の過去に感情が揺さぶられた」「代行者と護衛官の関係ってホント難しいね」「かわいい雛菊ちゃんにこんなバチクソ重い過去があるとは…」「一見穏やかなストーリーだけど3巻はハードな展開。物語に深みが増してきた」などと大きな話題になっていた。

 また前巻では雛菊とさくらが夏離宮を訪れた矢先、賊による襲撃事件が発生。夏の代行者・葉桜瑠璃(はざくら・るり)と双子の姉にして護衛官の葉桜あやめとともに、賊を迎え撃つさくらたちだが、はたして…。物語の全貌が気になる人は、小説の最新刊と合わせてチェックしておこう。

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