スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』7月19日より全国公開!
更新日:2014/7/25
監督・脚本 米林宏昌
原作の世界が少し怖く、新鮮で「どきどきしていいなぁ」と思いました。この仕事を待ち望んでいたかもしれない。北海道にロケハンに行き、模型を作って打ち合わせし、キャラクターとのコラボレーションを大切にしながら、ジブリ美術部とともに二人のヒロインの世界を創りました。映画の美術を担当したこともあって「思い出のマーニー×種田陽平展」はアリエッティ展よりもいっそう内容にコミットした展示です。両方楽しんでもらえたら嬉しいです。
よねばやし・ひろまさ●石川県生まれ。1996年、スタジオジブリに入社し『もののけ姫』などで動画を担当。『千と千尋の神隠し』ではじめて原画を担当。『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』『ゲド戦記』などで作画監督補を務めた。『借りぐらしのアリエッティ』で初監督。
(C)Photographer Zhou Yulong
美術監督 種田陽平
面白くて感動的な原作の世界観を崩さずにまとめあげること、そして前作『借りぐらしのアリエッティ』よりグレードアップすること。この2つにこだわってあえて困難なほうを選んだのは、良くも悪くもスリリングでした。そのためいろんな人にご迷惑をおかけしたと思いますが、おかげで濃厚な良い映画になりました。高月さんと有村さんの掛け合いはまさに、杏奈とマーニーです。ぜひそこにも注目してください。
たねだ・ようへい●大阪生まれ。「スワロウテイル」「キル・ビル Vol1」「THE有頂天ホテル」「フラガール」「清須会議」など国内外の実写映画の話題作を数多くてがけてきた。「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」は全国で70万人を動員。紫綬褒章ほか受賞多数。
『ジブリの世界を創る』
スタジオジブリ作品で重要視される美術観とは? 日本を代表する美術監督がスタジオジブリ作品の魅力と美術創作の秘密を語る。
思い出のマーニー×種田陽平展
本展覧会では、種田陽平さんが美術監督を務めるアニメーション『思い出のマーニー』の世界を、自ら実写映画のセットのように表現。物語に登場するあらゆる小道具や装飾のディテールにも徹底的にこだわり「マーニーのいる世界」を体感することができます。映画の美術資料も併せて多数展示予定。
会期 2014年7月27日(日)~9月15日(月・祝)
会場 東京・江戸東京博物館
チケット 一般1500円、大学生・専門学校生1160円、小・中・高校生と65歳以上は450円(すべて税込)
一般前売り発売期間 7月26日(土)まで
※「思い出のマーニー×種田陽平展」観覧券、「ジブリの立体建造物展」が見られる江戸東京たてもの園入場券、三鷹の森ジブリ美術館入場券がセットになったチケットもローソンチケットで枚数限定販売!
『思い出のマーニー×種田陽平展 オフィシャルガイド』
『思い出のマーニー』の世界を、美術監督を務めた種田陽平が巨大空間で表現する。「思い出のマーニー×種田陽平展」公式ガイドブック。