【2015年を描いた作品を紹介】今年は、使徒襲来や「ともだち」の暗躍などとにかく忙しい!

エンタメ

2015/1/1

   

 いよいよ2015年がやってきた。今年は、Micosoft Windowsの発売からちょうど30年の節目にあたるほか、第二次世界大戦終結から70年目にもあたる。現実世界でも様々なトピックが並べられるが、ここでひとつ、架空の世界にも目を向けてみたい。映画やアニメ、マンガなどでも、2015年を舞台にした作品はたくさんある。そこで、今年を舞台にした作品でどのような未来が描かれていたのかを紹介していこう。

 
 

劇中のモノが現実に! 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』

 夢とロマンが詰まった未来モノの金字塔であるBTTF2。デロリアンが街中を駆け抜け、タイムスリップのために天高く消えていく姿に心踊らせた人たちも少なくないだろう。主人公・マーティが息子のあるトラブルを解決するために未来へ向かう物語だが、作中では空飛ぶクルマが往来したり、スピルバーグの息子が手がけた映画『ジョーズ19』が公開されていたり、スクリーンに飛び込みたくなるほどの楽しい光景が広がっている。
 また、劇中に登場した浮遊する「ホバーボード」や、持ち主の足のサイズへ自動調整されるNIKE製のスニーカーは、いよいよ現実での販売が予定されている。

使徒襲来なるか? エヴァシリーズの起源『新世紀エヴァンゲリオン』

 今年末には『シン・エヴァンゲリオン劇場版:II』の公開も噂されているが、エヴァシリーズの原点もじつは2015年である。元祖ともいえる1995年スタートのアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』では、現在の芦ノ湖北岸に位置する第3新東京市を舞台にした、汎用人型決戦兵器・エヴァンゲリオンと人類の敵とみなされる使徒との死闘が描かれている。特務機関NERVや秘密結社SEELEの暗躍する「人類補完計画」が進められる中、人類はさらなる脅威へさらされることになる。

世界はふたたび絶望へ…。映画も大ヒットを記録した『20世紀少年』

 劇場版三部作も爆発的ヒットを記録した作品『20世紀少年』。2000年発生の世界的なバイオテロ「血の大晦日事件」から15年後を描いた劇場版『20世紀少年<第2章> 最後の希望』では、劇中の黒幕である「ともだち」によりさらなる絶望へ追い込まれる人類の姿が描かれている。主人公・ケンヂの失踪後、世界を救うべくケンヂの旧友たちと共に真相を探ろうと奮闘する姪っ子のカンナ。そして、一度は息絶えたはずの「ともだち」がある会場で見せた復活劇により、世界は「ともだち」の手中へと収められることになる。

ぜんまいが抜けきると死ぬ。実は衝撃的『ぜんまいざむらい』

 Eテレでも人気を博していたアニメ『ぜんまいざむらい』。江戸時代から明治、大正、昭和、平成と変わることなく続いた日本を舞台にした作品だが、劇中で描かれているのは2015年の「からくり大江戸」である。主人公はさかのぼること200年前、団子を盗みに働いたところ井戸に落ちて命を落とした泥棒・善之助。大福の神により付けられた頭のぜんまいが抜けきると死んでしまうという衝撃的な内容だが、いいことをするとぜんまいが巻かれて生き延びられる。同じく授けられた「必笑だんご剣」を手に取り、からくり仕掛けが発達した2015年の江戸の町に「善」を広めるため奮闘する。

夢からアイデアを盗み取る。渡辺謙も出演した映画『インセプション』

 今やハリウッドでも引く手あまたの俳優・渡辺謙の出演でも話題になった映画。夢からアイデアを盗み取る特殊な産業スパイである主人公のドム・コブをはじめ、6人のプロフェッショナルたちが無謀とも思える依頼を遂行するために奮闘する。さながら『ミッション・インポッシブル』のようだが、現実か非現実かという錯誤も生まれかねない物語の展開には危機迫るものがある。これまで紹介してきた作品の中では、いちばん現実に近い世界が描かれているともいえる。

 

 さて、2015年を舞台にした作品をいくつか紹介してきたが、他にもエヴァの監督・庵野秀明が手がけたアニメ『トップをねらえ!』や、宇宙飛行士をめざす少年少女の姿を描いたアニメ『ふたつのスピカ』など、今年が物語の鍵を握っている作品はたくさんある。

 空には様々なクルマが行き交い、使徒とエヴァが死闘を繰り広げるさなかで「ともだち」による世界征服が達成される。かたわらでは夢からアイデアを奪われつつも、ぜんまいざむらいが「善」を広めようと奮闘してくれるという、集約すると何ともカオスな未来の姿ではあるが、今年はいったいどんなことが待ちかまえているのか。かのノストラダムスは「人類の寿命が200歳になる」と予言しているそうだが、当たるもはっけ当たらぬもはっけ、ひとまず無事にまた一年を過ごせるよう願いたい。

文=カネコシュウヘイ