密かに注目! 男女「産み分け」法とその根拠とは ―不満足な“あっさりセックス”だと女の子?

出産・子育て

更新日:2020/5/7

 そもそも、子どもの性別は受精の瞬間に決まる。卵子が持つ性染色体はXだけだが、精子にはX染色体を持ったもの、Y染色体を持ったものの2種類がある。この記事では、X染色体を持った精子を「女精子」、Y染色体を持った精子を「男精子」と呼ぶことにしよう。卵子と「男精子」が受精すると男の子が生まれ、逆に「女精子」と受精すれば「女の子」が生まれるため、この2種類の精子の違いを利用するのが「産み分け」理論なのだ。

 「男精子」は、男性が禁欲していると、多く生産される。「女精子」と比べて質量が軽いため、スピードが速いが、寿命は短い。一方で、「女精子」は、Y精子に運動スピードでは負けるが、寿命が長く、持久力がある。また、女性の体内は、子宮、卵管はアルカリ性、腟は酸性になっており、排卵期にはアルカリ性の頸管粘膜が分泌されるが、「男精子」はアルカリ性に強く、「女精子」は酸性に強いという特徴がある。そのため、男の子を生みたいならば、排卵日当日に濃厚なセックスをすべきであり、逆に女の子を生みたい場合は、排卵日より前にあっさりとしたセックスをすると良い。現代では、セックス前に人為的に酸性度をコントロールする「産み分け用ゼリー」を腟内に入れるという手もあるらしいが、「産み分け」成功のために原理は押さえておいた方が良いだろう。もちろん、基礎体温を測るなどして排卵日を特定することも基本となる。

 成功率は自宅で行った時には6割、病院に通院した場合は7割と言われているが、失敗があることも忘れてはならない。原氏は「失敗した場合でも、その子どもを愛することが大切」というが、失敗した場合を考えるとゾッとするのは私だけだろうか。たとえば…男の子を望んでいたのに、女の子ができた場合「…あれは濃厚なセックスではなかったのか?」と夫が落ち込み、夫婦間に溝ができるなどのトラブルは起きないのだろうか…。そんなことで揉めるのも忘れてしまう程、子どもが生まれた喜びを噛みしめられる仲の良さ、力の抜き具合が必要に思えてならないのである。

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文=アサトーミナミ