「告白されて付き合うのってヘンじゃない?」 外国人から見た“日本人女性の不思議”
更新日:2015/4/23
海外にはお付き合い前の“告白”という儀式はない!?
――ところでお二人は日本人女性の恋愛感・結婚観について不思議に思ったことはありますか?
オーサ:たくさんありますね~
シャーラ:あるある(笑)
オーサ:一番不思議なのは、日本の女性は結婚すると主婦になる人が多いということ。これだけはえっ!て驚きます。スウェーデンは100%いないですから。
シャーラ:それはカナダでも同じ!
オーサ:純粋にどうやって生活してるんだろう?お金足りますかって思っちゃう(笑)
シャーラ:普通は夫婦共働きよね。
――ということはお二人のご両親も共働きというこですね。家事や子育てとの両立が大変そうですね~
オーサ:スウェーデンは男女ともに育児休暇が認められているので、2歳までは夫婦交代で育て、それ以降は幼稚園などに通わせるのが普通ですね。
シャーラ:カナダも、日本みたいに長時間労働でなく9時-5時で仕事が終わるので日本ほど両立が難しくないのかも。私のママも楽しそうに働いてたので、私もママの仕事したいって思ったし。
オーサ:私も同じですね。
――この話は突き詰めると暗い気持ちになってくるので強制的に話題を変えます(笑)。日本では男女が付き合う前に“告白”という儀式をすることが通例ですが、海外ではあまりしないそうですね?
シャーラ:ないない。だってお互い好きだって自然に分かるじゃん。気づいたら付き合ってる感じ。
オーサ:儀式的になってるのが不思議です。なんか「好きです!」みたいな分かりやすい告白は日本だけかなと思います。
シャーラ:そういう言われ方は超ヘンだと思う(笑)
――これは意外ですね~。欧米のような契約社会でははっきり言葉で言うイメージありました。では相手への気持ちの伝え方ってどんな感じなんでしょう?
シャーラ:例えば、ごはんに誘われて食事中に手を触ったりするとか友達以上の行動をしてきたら、この人、私に気があるなってわかるじゃん。あと女性の方もさりげなくボディタッチしたりして好意を伝えるのが普通かな。
――男性側の視点から言えば、決して告白したいと思ってやっているわけではなく、女の子が儀式として求めていると思うので告白している感じです。
シャーラ:なんか大変そう(笑)
オーサ:断られることもあるわけですよね。怖いじゃないですか(笑)
――でもその儀式がないと、彼氏彼女として付き合ってるのか否かが分からないと思うんですが。私たちって一体何なのっていう。
シャーラ:まあそれはありますよね。カナダでは気になったら後から私たちって付き合っているのって聞く感じです。でも最初からは聞かないです。
――ラブレターでの告白とかもないんですか?
シャーラ:ないですね~。ラブレターは恋人にバレンタインデーとかにあげるもので、付き合う前には出さないです。
オーサ:日本では今でもあるんですか? アニメでは下駄箱から落ちてくるシーンを見たことありますが、いまいち信じられません(笑)
――日本ではバレンタインデーは女性側から告白できる数少ないチャンスです。そのときにラブレターは大活躍するんですよね。ところで義理チョコって知ってます?
シャーラ:知ってるけど嫌い~。チョコは彼氏にしか渡したくないから会社の人にあげるの嫌だった。なんか浮気してる感じ。
オーサ:私も好きじゃないですね。以前ハウスメイトだった男性がチョコをたくさんもらってきたんですが、冷蔵庫に入れっぱなしで1年間そのままにしていました。食べたかったのでもったいない(笑)
――話は変わりますが、お二人の国では合コンってあります?(笑)
シャーラ:ないない(笑)
オーサ:ないでーす(笑)
シャーラ:なんか嫌です。無理やり誰かに出会おうとするのって変じゃないですか。自然でいいじゃんって思う。
――自然と言うと?
シャーラ:例えば、バーとかクラブかな?このへんはナンパしてもOKな場所なので。後は会社の同僚とか友達の友達とかですかね。カナダでは異性の友達がいることが普通なので男女で遊ぶことも多いです。それで知り合いになって好きになる。日本は女の子は女の子だけ、男の子は男の子だけで遊ぶことが多い気がしますね。
オーサ:インターネットで出会うとかでも良い気がするんですが、何か“出会い系”みたいな言葉もあって日本ではあまりイメージよくないみたいですね。
シャーラ:今ならインターネットいいね。でも、インターネットで出会ったことはあんまり人に言わないかも。友達の友達とか言っちゃいそう(笑)
オーサ:確かに(笑)。ただ合コンもマンガのネタとしてだったら行ってみたいかな。でも一人では行けないんですよね~
――ちなみに合同ハイキングは楽しいですよ。初対面の男女で山登りするんです。
シャーラ:なにそれ楽しそう(笑)
オーサ:合コンよりそっちのがいい(笑)
(この後しばらく、合同ハイキングの話が続きましたが、長くなるので略)
さていかがだったでしょうか? お国が違うと同性から見ても不思議なことがたくさんあるようですね。お二人は特に日本人女性は自分の考えをはっきり言わないことを不思議がっていました。付き合う前の“告白”という儀式も外国人から見ると“受け身”の姿勢に写るのかもしれません。今回はあえて「日本人男性」について聞かなかったのですが、女性以上の不思議が噴出しそうです(笑)
お二人に興味を持たれた方は、ぜひ彼女たちのYoutubeやブログなどをチェックしてみてください!
シャーラ
Youtube:「Sharla in Japan」
twitter:@SharlaInJapan
オーサ
ブログ:「北欧女子が見つけた日本の不思議」
twitter:@hokuoujoshi
オーサ・イェークストロム/KADOKAWA
アメブロ総合ランキング第1位の超人気ブログ4コマが早くも書籍化!コンビニおにぎりは便利すぎる!女子が何でも「可愛い」と言うのはなぜ?ホストの男性はアニメみたいで素敵。北欧スウェーデンからやってきた漫画家が描く、日本への愛にあふれた驚き&爆笑のコミックエッセイ!