かわいさより面白さで勝負!? プロが教える“売れるLINEスタンプ”の発想法
公開日:2015/5/14
実践! “面白いスタンプ”作りへの道!!
面白いものを作ることができれば、売れる可能性はゼロじゃない! と知ってやる気になった編集部。4つのスタンプ案を用意して、もり子さんに売れそうな方向へと添削してもらいました!
●アイデアその1【これから帰宅する人のスタンプ】
発案者「ヨメが家で帰りを待っているので、いつも外出先から帰宅をLINEで知らせています。いつも文字で打って送信する内容があると便利なので作ってみました」
「自分がよく使うメッセージからアイデアを考えるのはいいテですよね。この案は、『あと100m』『あと50m』『あと30m』が面白い! サイズを工夫すれば、【だんだん近づいてくるスタンプ】ができますよ。最後はメリーさん的に『あなたの後ろにいます』とか、唐突に『インドに行きます』とかあると楽しいですね」
極意1:絵にするときの表現を工夫するべし!
●アイデアその2【家にいる人のスタンプ】
発案者「家でダンナさんの帰りを待っています。普段、言いたいけど言いそびれていることをイラストにしてみました」
「なんだろう、統一感はないんだけれど、スタンプ案の多さに可能性を感じます。しかも、よく見るとじわじわ来る……『悪か!』ってツッコミはちょっと使ってみたい(笑)。あと、『ティッシュ使いすぎ』も笑えます。ティッシュのスタンプは新しいなぁ。このシリーズ化で攻めてみるといいかもしれません」
極意2:たくさん案を出して、シリーズ化できそうなものを探るべし!
●アイデアその3【誰も寝てはならぬスタンプ】
発案者「試験を控えた学生さんや、徹夜仕事が多いクリエイター向けに。寝たがるネコをイヌがさまざまな方法で叩き起こすスタンプです」
・セリフ案→「寝たら死ぬぞ!」「この世に布団なぞない!」
・イラスト案→テープでまぶたをあげる、洗濯ばさみを挟む、コーヒーを流し込む。
「“寝たいのに寝られない人”と使用者をしっかり限定した点がいいですね。あと、イラスト化する前にテキストでどんどん案を出していくのも効率的。あとは、イラスト表現を工夫して、かわいく見せられればベストです!」
極意3:狙うターゲットを限定し、テキストでの案だしからスタートせよ!
●アイデアその4【クリエイターたちの攻防戦スタンプ】
発案者「編集者とライターなど、制作物を巡ってしばしば攻防戦を繰り広げる人たちの言いたいことを、かわいいアザラシとシロクマが代弁するスタンプです」
・セリフ案→シロクマ「鋭意進行中」「傷心で遅延中」「旅に出ます。捜さないで」
・セリフ案→アザラシ「鋭意待機中」「草の根わけても捜し出すからな」
「これは残念ながらコンセプト自体に既視感あり。ほら、『締め切り』で検索したら同じようなスタンプがいっぱい出てきちゃいました。丸くてかわいいシロクマとアザラシも、すでに多くのキャラが生まれているので、もっとひねらないと埋もれちゃいますね……」
極意4:事前のスタンプ検索で、コンセプトやキャラのカブリを防止せよ!