かわいさより面白さで勝負!? プロが教える“売れるLINEスタンプ”の発想法

マネー

公開日:2015/5/14

申請から販売までのタイムラグに注意!

 スタンプが40個完成したら、LINEに「登録申請」をして、許可がおりれば販売をスタートできます。ちなみに、許可が降りるまでの時間は?

  • それはそれとして

    LINEスタンプ「それはそれとして」より

「去年の10月に申請したスタンプ『それはそれとして』が、今年2月から販売になりました。ということは、だいたい4ヵ月程度は見ていたほうがいいかも。タイムラグが発生するので、『お花見』や『夏祭り』などシーズンを限定したものを作る場合は、発売できる時期を読むことも大切です」

advertisement

スタンプ作りから広がる夢

「ドカンと売れる可能性が相当低いのは事実ですが、将来イラストレーターや漫画家を目指される方はチャレンジしてみると楽しいはず! というのも、販売の管理画面を見ると、1個1個のスタンプがいつ、どこで使われたかが詳細に把握できるからです」

『それはそれとして』の販売画面を見せてもらうと、たとえば「そんなことよりおはよう」は日本はじめ、台湾、オーストラリア、アラブ首長国連邦で頻繁に使われている形跡が!

「アラブ首長国連邦は私も謎ですが(笑)、使っていただけていることを実感できるのは本当にうれしいこと。売れる、売れないにかかわらず自作のスタンプは、名刺代わりとしても活用できます。なにより、自分が描きたいものを描くだけじゃなく、どうすれば売れるのかを真剣に考える機会になりますから、学べることも多いはず。こうしたこともスタンプ作りの魅力だと思います!」

 稼げる可能性は低いけれど、お金以上に価値ある学びやチャンスメイクにつながるかもしれないスタンプ作り。将来クリエイティブ関連の職に就きたい方は、一度チャレンジしてみて損はなし!?

文=矢口あやは

森もり子さん最新刊『言うほどじゃないけど』好評発売中!

言うほどじゃないけど

■『言うほどじゃないけど
著者:森もり子
定価:900円(+税)
発売日:2015年4月20日
出版社:KADOKAWA