黄身がトロ~リ濃厚に! 話題の「冷凍卵」であれこれ作ってみた―ハンバーグ、天ぷら…

食・料理

2015/5/28

 よく使うようで、使わない時は全く使わず、意外に腐らせてしまう卵。賞味期限が過ぎても食べられるという話は有名だが、それでも「…さすがに無理だよね?」と泣く泣く捨ててしまった、という経験が一度くらいはあるはず。

 今までは、「卵(卵黄)は凍らせると元に戻らない。だから冷凍保存できない」というのが常識だった。しかし最近その説が覆され、「冷凍卵」がちょっとしたブームになっている。

 『節約&保存に! 冷凍卵でらくうまレシピ』(若宮寿子/宝島社)には、一度冷凍すると、解凍しても黄身は固まったままという卵黄の性質を逆手にとったレシピが紹介されている。濃厚な黄身を楽しめるそうだが、実際どんな感じになるのか今回も実践してみようと思う。

まずは冷凍卵を作る。(P.6)

 冷凍卵の作り方は簡単。冷凍して膨張し、割れた殻の隙間からサルモネラ菌が付着するのを防ぐため、まずは卵を洗う。そしてラップに包むかジップロックに入れるなどして、冷凍するだけ。卵が凍ったら完成だ。

殻にヒビが入るのは、失敗ではなく凍った証し

割ってみるとこんな感じ。綺麗……!

 冷凍卵は、凍らせたことで卵黄の表皮が破れているので、味の染みがとても早い。通常なら1日以上漬け込む「卵黄の醤油漬け」も、30分ほどで完成する(P.10~11)。

あっという間に、ねっとり濃厚な醤油漬けが出来上がった。当然ながら、ご飯との相性抜群!

主役級のおかずにも 「卵黄入りハンバーグ」(P.26)

 凍らせた卵黄は固形になっているので、肉で包むのも簡単。今回は、ハンバーグを焼いたフライパンで余った卵白ときのこ、醤油、みりんを煮立てて和風ソースを作ってみた。ハンバーグは、濃厚な卵黄がハンバーグとしっかり一体化しており、ぜひとも繰り返し作りたい味。ソースも醤油ベースなので、卵にもハンバーグにもとてもマッチしていた。

冷凍卵なら簡単! 「卵の天ぷら」(P.37)

 凍ったままの冷凍卵の殻をむき、小麦粉を軽くまぶし、小麦粉と片栗粉、水を混ぜたものをつけて揚げるだけ。生の卵では難しくても、冷凍卵なら簡単。サクッ!ふわっ!トロッ!が揃った嬉しい一品。うどんなどのトッピングにしても美味しそう。

おつまみに嬉しい!「まぐろのユッケ風」(P.44~45)

 角切りにしたまぐろを、醤油、コチュジャン、ごま油に漬けこむだけ。卵黄を崩して一緒に食べると…、酒飲みにはたまらない味! シソと一緒に食べるのもオススメ。

オリジナルも作ってみた! ドライカレー冷凍卵乗せ

 合いびき肉、にんじん(みじん切り)、玉ねぎ(みじん切り)、トマト(角切り)をコンソメ、カレー粉、赤ワイン、塩コショウで味付けしたドライカレー。このままでも美味しく食べられるが、冷凍卵で作った温泉卵があると、より濃厚な味わいに! 鍋に水と冷凍卵を入れ、沸騰したら弱火にして6分茹でると温泉卵になる(詳細なレシピは本書でご確認を!)。

 冷凍卵なら1カ月は保存可能なうえ、これならではの美味しい食べ方もたくさん。『節約&保存に! 冷凍卵でらくうまレシピ』には、まだまだ「袋煮キツネうどん」や「卵黄入り生春巻き」など、多くの美味しそうなレシピが掲載されている。ただし、凍らせた卵黄は溶いては使えないので、通常の冷蔵保存と冷凍卵をうまく使いわけよう。

文=月乃雫