松岡圭祐の奇跡のコラボ小説が刊行!「万能鑑定士Q」「探偵の探偵」両シリーズ運命の終着点『探偵の鑑定』とは?

文芸・カルチャー

2016/3/15

映像化もされたあの2つの大人気シリーズの、奇跡的なコラボ小説が刊行される! その小説とは、松岡圭祐氏の大人気シリーズ「万能鑑定士Q」と「探偵の探偵」の世界が融合した小説『探偵の鑑定』(講談社)。「万能鑑定士Q」シリーズといえば、綾瀬はるか、松坂桃李で映画化、「探偵の探偵」シリーズといえば、北川景子、ディーン・フジオカでドラマ化されたことが記憶に新しいだろう。まさかこのまったく異なる2つの世界が融合する日が来るなんて…! 小説読者だけでなく映像化された作品のファンたちもその展開は見逃せない。

銀座のVIP秘密交際クラブで、会員男性が大金を相手女性に奪われる事件が立て続けに発生。各探偵業者に被害解決の依頼が持ち込まれるものの、女性が現場に残したエルメス・バーキンは、すでにすべて鑑定屋「万能鑑定士Q」の凜田莉子の元にあった。莉子は法の網をすり抜け鑑定士には許されない「探偵業」を請け負っているのか? 探偵社スマ・リサーチ社長、須磨康臣は、対探偵課探偵・紗崎玲奈に「万能鑑定士Q」の捜索を任ずる。そこで玲奈は莉子の身の危険を救い2人は心を通わせる。卓越した推理力と鑑定力を発揮して事件に立ち向かう美貌探偵と美貌鑑定士。バーキン詐欺女の正体と目的が露わになるにつれ、2人はますます息を飲むようなサスペンスに巻き込まれていく。

自分には関係がないと思っていた世界が近づいてくる時、人は今までにない成長をとげるのだろう。“人の死なないミステリ”として知られる『万能鑑定士Q』と、リアリズムを貫くハードなサスペンスとして知られる『探偵の探偵』の世界がクロスオーバーする時、物語の主人公たちに一体どんな心の変化が訪れるのだろうか。この物語のなかで、鑑定士・莉子と探偵・玲奈は出会うべくして出会ったに違いない。2人は互いから計り知れないほどの影響を受け合っていく。相手に寄りそうことで真相に近づいていこうとする莉子と、暴力的な方法に出ても真実にたどり着こうとする玲奈…。この小説には2人の「鑑定力」と「推理力」のバトルを描きながら、互いが互いを理解し、成長していく姿を描き出している。そうして、2人はこの事件を通して互いの存在がかけがえのないものとなっていく。

探偵の鑑定』は、2シリーズの単なるコラボ作品ではない。この作品では、『探偵の探偵』4巻までに描かれなかった、スマ・リサーチの須磨康臣・桐嶋楓太の驚くべき過去が明らかになる。一方、『万能鑑定士Q』の凜田莉子と雑誌記者・小笠原悠斗の恋の結末も読みどころ。両シリーズすべての謎やキャラクターの運命に決着がつく大切な作品であり、実質的な両シリーズ完結編である。

この展開は、計算し尽くされた必然的なものだったに違いない。これまでの両作品群が『探偵の鑑定』誕生の布石だったとは…! これはもう単に人気シリーズの主人公同士が顔を合わせるクロスオーバーの域を凌駕した、“革命的”ともいえる無類のエンターテインメント巨編といっても過言ではあるまい。『探偵の鑑定』は3月15日、4月15日と2カ月連続刊行の2部作となる。『探偵の鑑定II』には、さらに『水鏡推理』の水鏡瑞希と『特等添乗員α』の浅倉絢奈も登場する。いよいよ全貌を現す『探偵の鑑定』は、松岡圭祐氏の集大成にして最高傑作。この革命的なエンターテインメントの衝撃をあなたも体感するがよい。

文=アサトーミナミ