叙情派映画監督、新海誠の全く新しい映画とは!?

新海誠

2011/9/5

『秒速5センチメートル』で多くのファンを魅了した新海誠監督。前作から4年、新作『星を追う子ども』が現在公開中だ。 ダ・ヴィンチ6月号では、新海誠監督のインタビューが掲載されている。
  
少女アスナは地下世界アガルタから来た少年シュンと出会うが、彼は突然消えてしまう。「もう一度あの人に会いたい」と願うアスナの前に、シュンと瓜ふたつの少年シンと妻との再会を切望する教師モリサキが現れる。伝説の地アガルタの扉が開かれたとき、3人の旅が始まる……。
  
「『秒速~』は〝日常を肯定的に捉えたい、捉えてもらえるような作品を〟という思いで作りました。一方『星を追う子ども』では、足元にずっと深く 沈んでいくようなものにしたいと思ったんです」 映像の心地よさを大事にしてきた新海監督ならではの風景描写の緩急が、観る者を物語世界に引き込んでいく。
  
「アニメーションで長編をやるならはっきりとしたエンターテインメントにしたい、と思っていたんです。意識したのは世界名作劇場のテイスト。日本のアニメーションにおいて普遍性を獲得している絵柄です。今回はあらゆる面で、そういうフォーマットのようなものにのせたうえでメッセージを伝えたかった」
  
圧倒的な映像美と躍動感、唯一無二の新海ワールドで描かれるのは、大切な人を失ってしまった人たちがそれでも生きていくのか、というテーマだ。
  
「なにがなんでも生きていかなくてはいけない。そういう想いを込めてつくった作品ですし、エンディングにはそう感じてもらえればと思っています」
  
(ダ・ヴィンチ6月号 新海誠インタビューより)