三浦しをん『舟を編む』待望のアニメ化決定!! 「これは絶対に見逃せない」「10月とずいぶん先だけど注目!」とファン歓喜

マンガ

公開日:2016/4/6


 三浦しをんの小説『舟を編む』が、2016年10月にアニメ化されることが分かった。これにはファンも「あの熱い男たちの物語がアニメでも見られるのか、絶対見ねば」「録画じゃなくリアルタイムで見るぞおおおお!」「実写映画で成功したんだから、アニメが失敗するわけない。見るに決まってる」「10月とずいぶん先だけど注目!」「あんな難しい話をアニメで…絶対見たい!」と大喜びのようす。

 『舟を編む』は、出版社・玄武書房で営業部員として働く主人公・馬締光也が、定年を間近に控えて後継者を探していた辞書編集部のベテラン・荒木公平に引き抜かれ、辞書編集者として活躍していく物語。国語学者の松本朋佑や、軽薄でチャラい現代風の若者・西岡正志など個性豊かなメンバーも登場し、国語辞典「大渡海」刊行までともに協力していく。

 “今を生きている人たちに向けた辞書作り”のため奮闘する玄武書房の面々に、原作を読んだファンからは「辞書作りの大変さが伝わった。馬締さんや松本先生のようにひとつのことに人生をかける人はかっこいい!」「登場人物それぞれが自分の人生を懸命に生きていて、『舟を編む』というタイトルにも繋がって、辞書作りの完成と共に涙があふれてしまいました」「色んな人のそれぞれの思いがあって、壁を乗り越えて作る“辞書”に私も出会いたい、そんな1冊」と熱い感想が聞こえてくる。

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 またこの小説には「ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために」「もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう」「辞書は、言葉の海を渡る舟だ」といった辞書編集ならではの名言や格言が多く、「一生のバイブル本として後世に語り継ぎたい」「『舟を編む』に出てくる名言に感銘を受けた! もっと言葉や文字を大切に扱ってみようと思う」「文字を扱う仕事をしている人は絶対に読むべき!」といった声も。

 小説だけでなく、2012年には主演・松田龍平、宮崎あおい(※「崎」は正式には「たつさき」)、オダギリジョーほか、豪華キャストで実写映画化を果たし、日本の映画賞では第37回日本アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ6部門で最優秀賞を獲得、さらに海外では第86回アカデミー賞外国語映画部門にも選出され、大ヒット映画に。

 そして2016年10月からフジテレビ系列でアニメ化されることが決定。ファンから「とうとうアニメ化か!」「あの名作が二次元になってまた帰ってくる! これは絶対に見逃せない」「例の名言が、声優さんたちの綺麗な声で聴けるなんて、幸せの極み」と歓喜の声が。また公式アニメサイトを見たファンからは「まじめが爽やかすぎる!」「やっぱ二次元は何もかもがキレイに感じる」と、アニメならではの良さを語る人も。

 今回のアニメ化にあたり、三浦しをんは「『舟を編む』をアニメ化していただけることになり、とってもうれしいです。主人公の馬締をはじめとした登場人物(&猫のトラさん)が、どんなふうに動いてしゃべるのか、いまから楽しみでなりません。辞書づくりの作業についても、アニメならではの工夫をこらして表現してくださるみたいで、いまからわくわくしています!」と喜びをあらわにし、「辞書への愛と、ちょっとヘタレな人間への愛にあふれた作品になることまちがいなしですので、どうぞみなさまご期待ください」と、ファンに向けて意気込みを見せた。

 アニメ化のキャラクターデザインを務める雲田はるこは、17日に自身のTwitterで「ただいま、ニコニコで『舟を編む』アニメの制作発表会を拝見してます。10月から放送です。キャラクター原案を担当させて頂く事になりました。大好きな作品なのでとてもとても嬉しいです! 祝!」と喜びのコメントを残した。

 既にネットでは声優キャストの予想が白熱。あの名言を誰が話すのか、情報も逐一公開されていくので、公式サイトで確認してみよう!

アニメ「舟を編む」
放送日:2016年10月
原作:三浦しをん
キャラクターデザイン:雲田はるこ
キャスト:未定
⇒アニメ「舟を編む」公式サイト


■『舟を編む
著:三浦しをん
価格:670円(税込)
発売日:2015年3月12日
出版社:光文社