『クレしん』映画最新作が完全マンガ化!楽しい夢の世界でしんちゃんが大冒険!『爆睡!ユメミ―ワールド大突撃』

マンガ・アニメ

2016/5/27

 2016年4月16日より絶賛公開されている『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミ―ワールド大突撃』。劇団ひとりさんが脚本に関わり、さらにゲスト声優として安田顕さん、吉瀬美智子さん、とにかく明るい安村さんの3名が参加しており、大変豪華な作品となっている。そして、映画と同時にコミック化されたのが『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミ―ワールド大突撃』(白井義人:原作、高田ミレイ:作画/双葉社)だ。映画の面白さと勢いがそのままつまった1冊になっている。

 本書は、野原一家がそれぞれ幸せな夢を見ているところから始まる。野原ひろしの夢は、スーパーCEOマンになって「銀座のホステス名刺手裏剣」を投げて悪いやつを倒すというものであり、冒頭から今回も名作に違いないと感じさせてくれる。

 ところが、そんな素晴らしい夢は突如現れた巨大な魚に食われてしまう。朝の食卓で一家全員が、みんなで同じ夢を見ていたということに気づくのだ。そして、ふたば幼稚園に行っても、風間くん、ネネちゃん、マサオくん、ボーちゃんらも同じ夢を見たという。そこへ突如、入園してきたのが貫庭玉(ぬばたま)サキだった…。

 サキが入園してきた日から、なぜかカスカベ市民は幸せな夢を見るようになるが、段々と悪夢へ変わってゆく。みんなとは距離を置き、心を閉ざすサキ。果たして彼女の隠し持つヒミツとは? 彼女の過去に一体何があったのか? サキを助けるため、カスカベ防衛隊が、野原一家が、立ち上がる! おやすみファイヤー!

 クレヨンしんちゃんの映画の醍醐味といえば、大人もハッとするような愛のつまった名言だ。今回はその役をみさえが買って出ている。その名言を聞いた私は「親のためにも、もっと胸を張って生きよう。もっと笑っていよう。」と感じた。やはり親というものは偉大なのだ。

 こんな私でも愛してくれる人がいる(はずだ)。親の懐とは、それほど深いものであり、子どもであるうちは気づきにくいものだ。そんなことを考えさせてくれるコミック『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミ―ワールド大突撃』をぜひ手にとってみてほしい! 公開している映画館は減ってきたけど、コミックならいつでも楽しめる!

文=いのうえゆきひろ

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