「作りおき」おかずも“冷凍”すれば夏でも長持ち&楽チン! これが究極の時短料理☆【作ってみた】

食・料理

公開日:2016/7/18

『一度作れば長~くラクちん 冷凍できる作りおきおかず』

 今ブレイク中の「作りおき」ですが「毎日同じおかずが続く」「賞味期限を考えると、意外と急いで食べないといけない」なんていう悩みもあるようです。そんな作りおきおかずが“冷凍”できれば、もう悩む必要はありません! 最近発売された『一度作れば長~くラクちん 冷凍できる作りおきおかず』(オレンジページ)では、一度作ってしまえば1カ月近く冷凍保存可能な作りおきおかずがたくさん紹介されています。また、上手な冷凍保存の仕方や、さらに美味しく食べられるアレンジレシピも満載なので、作りおきおかずを最後まで美味しく頂くことができます。今回はこの中から冷凍できる肉おかず、常備菜、生のまま味漬け&冷凍して作った料理など3品を実際に作ってみました。

1.みその風味&しっとりした食感がたまらない「肉巻きソテー」(P.22)

冷凍保存状態

 広げた豚肉にみそとマヨネーズを混ぜたものを塗り、そこににんじん、チーズをのせてくるくる巻きます。これをサラダ油を熱したフライパンに並べ、ふたをして蒸し焼きにしたら完成です。

 こちらは、ボリューム満点の肉おかずレシピの1つです。豚肉にみそだれを塗ることで、下味がつくだけでなく、しっとりとした食感にもなり一石二鳥!焼いたことでとろっとしたチーズも美味しい。切るとにんじんのオレンジ、チーズの白が見えて、とってもキレイな切り口です。これをそのまま食べても良し、フライにしたりトマト煮に入れても◎。中に巻く食材をいんげんやかにかまなどに変えて作ると、また違った肉巻きソテーが味わえます。

advertisement

 ちなみに冷凍する時は、粗熱が取れたらラップで包んでバットにのせて冷凍し、完全に凍ったら冷凍用保存袋に移して保存します

2、甘辛い味が食欲そそる「ひじきの煮物入りおにぎり」(P.39)

冷凍保存状態

 ごま油を熱した鍋に、にんじん、水で戻したひじき、ちくわを入れて炒めます。ここに、しょうゆ、酒、砂糖、水を加えてひと混ぜしたら、ぬらしたペーパータオルをかぶせ、ふたをして10分ほど煮ます。最後に汁気がほとんどなくなるまで煮たら「ひじきの煮物」が完成です。これを今回は白ご飯と混ぜて大葉を巻いたおにぎりを作ってみました。

 こちらは、毎日でも食べたい「冷凍できる常備菜」レシピの1つです。ひじきの煮物というと、鉄分や食物繊維を多く含んだ料理として、特に女性は毎日でも摂りたいもの。それもあって、1度にたくさん作ることが多いと思いますが、とは言えやはり毎日食べ続けるのはなかなか大変。そんな時に冷凍保存出来たら、とっても気軽に食べることが出来ます。甘辛い味がしっかりしみ込んだひじきはもちろんそのまま食べても美味しいのですが、混ぜご飯にしておにぎりにすると、この甘辛い味がごはんにもしみ込んでより多くのひじきを食べられそうです。青じそを巻くことで彩りも良くなり味のアクセントにもなっていました。冷凍する時は金属製のバットにシリコンカップなどを並べ、そこにひじきの煮物を入れ、ラップをして冷凍庫で保存します。

3、香ばしいみその味がしっかりしみ込んだ「鮭のみそ漬け焼き」(P.74)

冷凍保存状態

 ボウルにみそ、みりん、鮭、サラダ油を入れて混ぜ合わせ、そこに3等分にした鮭を加えて全体に絡めます。これを2枚重ねたラップの上に置き、ボウルに残ったみそだれをかけて包み、バットにのせて冷凍します。完全に凍ったら冷凍用保存袋に移して保存すれば、「鮭のみそ漬け」が完成です。これを、サラダ油を熱したフライパンに並べてふたをして蒸し焼きにすれば「鮭のみそ漬け焼き」の出来上がりです。

 こちらは生の食材に味漬けをして、そのまま冷凍保存するレシピの1つです。ある食材が安かったからとまとめ買いをしても、結局調理しきれなかったということもあると思いますが、そんな時には下味をつけて冷凍するのがおすすめです。味をつけると、長持ちするだけでなく、素材の旨味もぎゅっと凝縮されたり、味つけの手間が省けるので、いざという時にすぐに食べられます。ここでは鮭をみそ漬けすることで、甘辛いたれがしっかり鮭にしみ込んでいくので、後は焼くだけで香ばしいみその味が口いっぱいに広がりました。焼く以外にも、小麦粉をまぶして揚げれば、鮭のみそ竜田揚げを作ることも出来ます。

 

夏のお弁当にこそもってこいの「冷凍作りおきおかず」
 「冷凍作りおきおかず」は、忙しい時にすぐに食べられるというメリットだけでなく、今の季節にも嬉しい効果を併せ持っていました。というのも、暑い夏場はお弁当もいたみやすくなりますが、この冷凍作りおきおかずを冷凍したままお弁当に詰めれば、食べるお昼頃にはちょうど良い状態に解凍されている上、お弁当全体を冷やす効果もあるので、わざわざ保冷剤などで冷やす必要もありません。上手に冷凍作りおきおかずを活用して時短料理を実現しながら、自炊生活を頑張って下さい!

文=JUNKO