「1回20秒からの5ステップ」で首の痛みや肩こりが治った!喜びの声続出!

健康

公開日:2016/10/2

『ゆるめて伸ばしてリセット! 首の痛みと肩こりは自分で治せる』(武藤雅英/主婦の友社)

 首の痛みと、肩こりに長年悩まされ、もうすでにコリをほぐす事を諦めてしまっている人もいるのではないだろうか。そんな方に朗報だ。『ゆるめて伸ばしてリセット! 首の痛みと肩こりは自分で治せる』(武藤雅英/主婦の友社)には、自分でコリを簡単に治せる方法が詰まっている。

 日頃の不良姿勢により、肩こり首こりがひどくなっている人が増加している。頭を前に突き出した姿勢、頭を下に傾けた姿勢、背中を丸めて肩を前に突き出した姿勢といった不良姿勢は、背骨やその周辺の筋肉に大きな負担がかかり続け、首、肩、腰などにコリや痛みを引き起こすことになるのだ。

 日頃の不良姿勢は、家事や育児、通勤時間、職場での休憩時間、夜寝る前のリラックスタイムなど、様々なシーンで作られている。例えば、職場までの行き帰りの電車やバスの中、スマートフォンやタブレット端末で、ネットや動画を見ている人は、背中を丸めてうつむき、首を前に突き出した姿勢で見ている。毎日の家事も、掃除や料理は下を向く作業が多いし、育児となると授乳や抱っこなどで、お子さんの重さも加わり、さらに背中が丸まり、頭と肩が前に突き出してしまう。多くの人が1日の大半を、不良姿勢のまま過ごしているのだ。

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 ただ、日常生活で起きる不良姿勢は、日頃の心がけ次第で改善される。スマートフォンやタブレット端末を使用するときは、画面に顔を近づけ過ぎないこと、画面を目の高さに持ってくるなど意識的に前かがみのうつむき姿勢を止めることが大切。家事で掃除機を使うときも、パイプの長さを調節し、できるだけ前かがみの姿勢にならないようにすること、低い場所に掃除機をかける時も、床に膝をつけ、できるだけ腰や肩に負担がかからないように意識するだけで日常生活の中でコリがたまることは軽減される。

 こう話すのは、「田園調布の駆け込み寺」と人気を呼んでいるむとう鍼灸整骨院の院長である武藤雅英先生だ。学生時代に腰の骨を折って、長時間座っていることも立っていることもできないほどのつらい症状が7年も続いている時に、整形外科や鍼灸整骨院での研修から、自身の症状の根本原因を突き止め、症状を完全に克服した。自身も体験したつらい経験から、導き出した答えだからこそ、説得力が増す。

 首の痛みと肩こりを自分で治すメソッドは、5ステップ。しかも、1回20秒から。

(1)肩を正しい位置に戻す「胸のストレッチ」
(2)肩を正しい位置にキープする「背中のエクササイズ」

(3)肩を柔軟にする「わきの下のストレッチ」
(4)肩や首の動きをスムーズにする「背中の下のエクササイズ」
(5)頭を正しい位置に戻す「あご引きエクササイズ」

 実際、このエクササイズを実践することで肩こりからくる片頭痛に悩まされ、頭痛薬が手放せなかった女性も、5ステップのストレッチとエクササイズを始めて1か月で偏頭痛は改善され、薬も手放せたと体験談を寄せている。

 本書では、なぜ5ステップでコリや痛みが治るのか、また、なぜ肩こりや首の痛みは起こるのか、痛みを放っておくとどうなるか、逆に肩こりが治るとキレイになるといったきちんとした解説が非常にわかりやすく載っている。

 マッサージや薬、運動ではコリの根本が改善されなかった方、ぜひ一度試していただきたい。

文=大石百合奈