ポテトチップとホワイトソースであっという間にグラタン完成!? 

食・料理

公開日:2017/1/9

 一度食べたらリピートしたくなる料理が満載のレシピ集『食のアトリエ おそうざいからおもてなし料理まで』が2016年12月28日(水)に発売された。

 同書は、おそうざいから気の利いたおもてなし料理まで、門外不出のシークレットレシピを含む、和・洋・中とおつまみ、デザートのレシピを約130点収録。見て楽しく、食べておいしい、丁寧な作業が生み出す繊細な料理や、意外な食材であっという間にでき上がるサプライズ料理たちが並ぶ。どれも身近な材料でできるので、毎日の献立を考える時だけでなく、お客さんを驚かせたい時にもピッタリ。

 井口千里が長年の料理教室での指導経験と、自由な発想で生み出す料理の数々はどれも必見だ。指導経験を基に、わかりやすく作り方を解説してくれているので、料理に不慣れな初心者でも安心して調理できる。

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 「きんめだいの磯蒸し」や「身欠きにしんの煮つけ」「たけのこ・しいたけ入りしゅうまい」など少し手間のかかりそうな料理もあるが、手間がかかる分、味がぐっとよくなる部分もある。簡単な料理ばかりで済ましてしまう昨今、こうして手間暇込めることで、かえって調理する心が育まれることだろう。

 もちろん、ポテトチップとホワイトソースであっという間にでき上がるグラタンや、最後の一手間だけですぐにおいしく食べられる鍋料理など、忙しい人に嬉しいレシピも収録。「簡単小籠包風/アレンジスープ仕立て」など、なかなか作るのが難しくて挑戦できなかった料理も簡単に作れてしまう。

 その他にも、フライパンに肉が張り付かない技、ジャガイモの茹で具合を形を崩さずに確認する技など、おいしさの舞台裏を盛り込み、長年料理をしてきた人にも役立つ情報がちりばめられている。

 さらに、同書は本から手を放してもほぼ平らなまま開いているクータバインディングになっているので、いちいち閉じてしまった本を開いたり、閉じないように重しを載せたりする手間もなし。レシピを見ながら調理がしやすいよう、料理する人に嬉しいアイデアが詰め込まれている。

井口千里
昭和62年、雑誌『レタスクラブ』創刊より1年間、「おかずカレンダー」コーナーを担当。平成3年3月から大泉学園の将校住宅エリアにコーヒーとお菓子の店「食のアトリエ」を営む。現在は専業主婦。著書に、『はりきりうさぎさんのホカホカごはん絵本』『はりきりうさぎさんのヘルシー野菜のおそうざい絵本』『はりきりうさぎさんのドキドキお菓子絵本』『愛情お菓子作り』等がある。

※掲載内容は変更になる場合があります。