オバマ、ザッカーバーグ、ホリエモンも絶賛! NHK「クローズアップ現代+」で紹介され話題に! 今世紀最大の歴史書『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』とは?

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更新日:2017/2/27

 人類の歴史を俯瞰することで、“現代の文明が本当に人類を幸せにできるのか”を分かりやすく解説した『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』上下巻が注目を集めている。同書は、2017年1月4日(水)に放送された「クローズアップ現代+」で紹介されたのち、各書店、Amazonで完売が続出。世界中の知識人、著名人が絶賛する大ベストセラー作品だ。

 同書の著者は、イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ。人類250万年の歴史を全く新しい切り口で解釈し、7万年前に起きた認知革命、1万2,000年前の農業革命など、人類が発展を遂げたターニングポイントを4つの時代に分けて分析している。

 アフリカで暮らしていた取るに足りない生物であったホモ・サピエンスは、なぜ食物連鎖の頂点に立ち、文明を打ち立て、地球を支配するまでに至ったのだろうか。同書では、その鍵がホモ・サピエンスの“フィクションを信じる力”にあるとしている。国家、宗教、企業、貨幣、法律、自由など、私たちが疑いもなく信じている概念は、みなすべて実体のない“虚構”だ。虚構は見知らぬ者同士が協力することを可能にし、複雑で高度な社会をもたらしたという。

 近代に至って文明が爆発的な進歩を遂げたのはなぜか? それは帝国に支援された科学技術の進歩にともなって、「未来はより豊かになる」という、将来への信頼が生まれ、投資を加速させる「拡大するパイ」という資本主義の魔法をもたらしたからだ。

 では、サピエンスが打ち立てた文明は、個々の人間を幸福にしたのだろうか。歴史は正義と無関係に進む。農耕社会は狩猟採集生活よりも厳しい生活を人類に強いた。文明は男女格差や人種差別をもたらし、国家や市場は個人の自立と引き換えに家族やコミュニティを破壊してしまった。現代人は飽くなき消費主義という欲望の奴隷となっている。

 そして今、ホモ・サピエンスは何を望み、どこへ向かおうとしているのだろうか。テクノロジーはあなたをどのような世界に連れて行くのだろうか?

 「クローズアップ現代」で行われたの対談の中では、ジャーナリスト・池上彰の「私たちが作り出した資本主義というのは、いま限界にきているんでしょうか」という疑問に対し、著者自身が「資本主義は近代で最もうまくいった考え方で、宗教とさえいえます。でも、そのために大規模な経済破たんや政治的な問題も起きています。いま、たった一つの解決策は全く新しいイノベーションを起こすことだと思います」と答えている。

 さらに進化し続けるテクノロジーや科学の進歩に対して、著者は「今後1、2世紀のうちに人類は姿を消すと思います。でもそれは、人間が絶滅するということではなく、バイオテクノロジーや人口知能で、人間の体や脳や心のあり方が変わるだろうということです」と衝撃的な予想まで語った。

 ホモ・サピエンスの過去、現在、未来を俯瞰する、かつてないスケールの同書を読んだ世界中の知識人・著名人たちからは絶賛のコメントが多数寄せられている。

(妻の)メリンダも私もこの本を読み、夕食の席で多くの豊かな会話を交わした。ハラリは人類のすべての歴史を400ページで語るという、手強い挑戦に取り組んでいる。彼はまた、現代の我々人類についてや、人工知能や遺伝子工学、そのほかのテクノロジーが未来において我々をどのように変えるのかについても書いている。(中略)私は『サピエンス全史』を歴史や人類の未来について興味のあるあらゆる人に薦めたいビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者「今年の夏に読むべき5冊」)

次の私の「今年の一冊」は、ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史』だ。本書は人類の文明についてビッグ・ヒストリーのように綴った本であり、初期の人類がどのように狩猟採集から発展し、今日の社会や経済を組織したのかを読み解くものであるマーク・ザッカーバーグ(フェイスブック創業者、CEO)

別に書いてあることは当たり前のこと。みんな、当たり前とは思ってないのかな。今でも満員電車で通っている人たちも農耕社会の名残みたいなもの。何千年も続いた社会規範をなかなか捨てることができないから、サピエンスとは矛盾をはらんだ生き物である。矛盾を受け入れる柔軟性がサピエンスのサピエンスたるところ実業家・堀江貴文(「クローズアップ現代」より)

実に魅力的で、刺激的な書バラク・オバマ(「CNN」ホームページより)

 iPS細胞などの生命科学の発展は、人類そのものを変えてしまう可能性があるという。同書ではそんな未来の人類のことを“超ホモ・サピエンス”と呼ぶ。自分たちが生み出した科学に対して人類はどう立ち向かっていけるのか。同書の最後で著者は「未来を切り開く鍵は、私たち人間が欲望をコントロールできるかどうかだ」と語る。『サピエンス全史』は、“人類”をかつてないスケールで描く、今世紀最高の必読書だ。
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