あなたの「生涯の一本」は、劇場未公開映画にあるかも!? スクリプトドクターが教える、未公開映画の愉しみ方

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公開日:2017/3/10

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    『これ、なんで劇場公開しなかったんですか?』(三宅隆太/誠文堂新光社)

 このままでは“なかったことにされてしまう”可能性がある「劇場未公開映画」を紹介した、『これ、なんで劇場公開しなかったんですか?』が2017年3月7日(火)に発売された。

 レンタルショップには、毎月何十本というDVD作品が入荷されるが、話題作でないものや劇場公開されなかった作品は、そのまま誰の目にも触れずに棚の隅に追いやられてしまう。最後には廃棄、またはレンタル落ちとしてワゴンセールで安売りされてしまうのが現状だ。しかしそんな中にも「面白い」作品は数多くあるという。

 著者は脚本家&映画監督で、さらに「スクリプトドクター」でもある三宅隆太。日本ではまだあまり馴染みのない「スクリプトドクター」とは、主に脚本の問題点を改善する役目の人のこと。そんな三宅が「劇場未公開」の作品を取り上げ、それが「いかに面白いのか」を解説している。

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 レンタルショップで埋もれてしまうにはあまりにももったいない“掘り出しもの”を、「どこが」「なぜ」良いのかをアカデミックかつユーモラスに徹底的に解説。B級作品から文芸作品まで、劇場未公開映画の愉しみ方を伝授してくれる。これを参考にして“掘り出しもの”の映画を見つけてみては?

三宅隆太
脚本家・映画監督・スクリプトドクター・心理カウンセラー。1972年東京生まれ。大学在学中に若松プロダクションの助監督になり、その後フリーの撮影・照明助手として映画、TVドラマ等に多数参加。ミュージックビデオのディレクターを経由して脚本家・監督に。日本では数少ないスクリプトドクターとして国内外の映画企画に多数参加する傍ら、東京藝術大学大学院をはじめ各種大学やシナリオ学校等で教鞭も執っている。TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」での映画談義も好評で、リスナーから厚い支持を集めている。主な作品に、映画「ホワイトリリー」「劇場霊」「クロユリ団地」「七つまでは神のうち」「呪怨 白い老女」など。TVドラマ「劇場霊からの招待状」「クロユリ団地 序章」「世にも奇妙な物語」「女子大生会計士の事件簿」「古代少女ドグちゃん」「恋する日曜日」「時々迷々」ほか多数。著書に『スクリプトドクターの脚本教室・初級篇』『スクリプトドクターの脚本教室・中級篇』などがある。

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