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「ぼーっ」とすると脳は平常時の○倍働く! 科学的に効果が証明された「元気になる方法」とは?

『科学的に元気になる方法集めました』(堀田秀吾/文響社)

 通勤電車で見かける人々の顔は、いつも元気がない。満員の車内で座席が空くと我先に座り、とたんに泥のように眠り始めるOL。ため息をつき、イライラしながらスマートフォンを操作するサラリーマン。都心ではよく見かける光景だが、果たしてこんな状態で会社に行って良いパフォーマンスができるのか、時々心配になってしまう。

 ストレス過多な現代社会に生きる私たちでも、『科学的に元気になる方法集めました』(堀田秀吾/文響社)を読めば、元気を取り戻せるかもしれない。本書に収められているのは、毎日を元気に過ごすための「38の習慣」。こう書くと精神論ばかりのハウツー本を想像するかもしれないが、そうではない。本書のために集められた習慣の大きな特徴は、以下の2つだ。


(1)世界の科学論文などで紹介されている科学的根拠のあるノウハウだけ
(2)誰でも、どんな環境でも実践できる簡単なもの

 一つ一つには、もちろん誰の研究なのかが明記されている。根拠の分からない精神論ではなく、科学的に認められている方法でしかも手軽にできるとなれば、忙しい現代人でもすぐに効果を実感できそうだ。明日から実践できる“元気になる方法”をいくつか紹介しよう。

・仲間同士の「愛ある注意」で途切れた集中力がよみがえる―ブラウンらの研究

 仲間の行動に疲れが見られた時、それを指摘するだけで脳が刺激を受けてシャキッとするという。ただしその際には、相手にネガティブな気持ちを与えないよう、相手の承認欲求を満たすような言い方が大切とのこと。同僚が居眠りをしている時などに使えそうだ。

・「ぼーっ」とすると脳は平常時の15倍働き、良いアイデアがわいてくる―ワシントン大学レイクルらの研究

 忙しくしている時よりぼーっとしている時のほうが脳に血流が行き渡り、アイデアやひらめきが生まれやすいという。忙しい現代人は特に、意識して何もしない時間を作りたい。

 また、本書には元気を出すために「やってはいけない!」という習慣も紹介されている。思わずやってしまっている……とドキリとする人も多いだろう。

・昔の恋人のSNSをチェックする人は、人間として成長できない―オハイオ州立大学フォックスとハワイ大学トクナガの研究

 元恋人の行動や交友関係は気になるもの。しかし、SNSをチェックすることを続けていると、恋愛以外の生活においても新しいステップに一歩踏み出すことができなくなってしまうという。

・やけ酒をすると、イヤな記憶、イヤな気持ちがより強く定着してしまう―東京大学大学院野村と松木の研究

 私たちはお酒でイヤな記憶を紛らわそうと思いがち。しかし実際は、アルコールを摂取するとイヤな記憶を消す能力が下がる。それどころか脳に刻み込まれ、臆病な気持ちになってしまうそうだ。

 ぜひ本書を読んで、自分が実践しやすい“元気になる方法”を見つけてほしい。最後に、忙しい朝には、「41度の熱めのシャワーを3~5分浴びる」という習慣を試してみてはどうだろう。千葉大学リーらの研究によると、この方法により自律神経が整い、朝一の疲労をやわらげることができるらしい。イライラが蔓延しているいつもの通勤電車でも、穏やかな気持ちで過ごせるはずだ。

文=佐藤結衣



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