世界には私たちがまだ読んだことのない面白そうな本がたくさんある! 古今東西の「世界文学」をオールカラーで解説

文芸・カルチャー

2017/4/27

 古今東西の「世界文学」をオールカラーの図版入りでわかりやすく紹介した、『世界文学大図鑑』が2017年4月20日(木)に発売された。

 文学は、約4,000年前に叙事詩と呼ばれる形で姿を現した。ギリシャ劇やアラブの説話集といった「伝承文学」という形式を経て、グーテンベルクの印刷機の誕生により一般人に書物が広がった結果、日常生活を題材とした小説が表現形式の主流に。

そして、ふたつの苛酷な大戦を経て世界中に変化を求める気風がみなぎり、アジア・アフリカなど様々な地域の文学が勃興した結果、現代文学は驚くほど多様な領域のテーマを扱うようになり、現在も発展し続けている。

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 同書はイギリスDorling Kindersley社刊行の“The Literature Book”の日本語版。『イリアス』から『ドン・キホーテ』、『グレート・ギャツビー』まで、もしくは『マハーバーラタ』から『源氏物語』、『真夜中の子供たち』まで、約4,000年にわたる世界文学の主な潮流を、平易に解き明かしていく。

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<特徴1>
「われら3人、義兄弟の契りを結び、力を合わせて心をひとつにすることを誓う」(『三国志演義』羅貫中)、「わたしは鳥ではありません。どんな網にもかかりません」(『ジェイン・エア』シャーロット・ブロンテ)、「残念だけれど、わたしは生き方を学ぶのに一生かかるのよ」(『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』ジョナサン・サフラン・フォア)など、100編あまりの文学作品を、活発な翻訳活動で知られる越前敏弥による翻訳で紹介。

 いま最も注目をあびている世界文学、ジョージ・オーウェルの『一九八四年』を、「ディストピア」というキーワードを中心に、作品批評や社会背景を含めて解説。

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<特徴2>
文学作品のあらすじ、表現形式、イデオロギー、作品の相互参照、現代の芸術作品との関連などをオールカラーの豊富な図版でわかりやすく解説。世界中の偉大な作品をシンプルかつ視覚的に鑑賞できる。

 文学の歴史には、発禁や検閲処分を受けた本が度々登場する。人々の意識を変える思想を持った作品を図解により整理。

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<特徴3>
「もっと知りたい読者のために」では、本編で扱いきれなかった200編を超える作品を紹介。日本ではまだ知られていない未邦訳の作品も数多く紹介。

 『デカメロン』『妖精の女王』『失楽園』などと並んで、日本の世阿弥による能『井筒』が紹介されている。

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 次の一冊をさがしている若い読者から、文学を深く知る愛好家まで広く楽しめる豪華な造本・絢爛な紙面のブックガイドとなっている同書で、新たな物語を夢見てはいかがだろうか?

※掲載内容は変更になる場合があります。