一緒に遊ぶだけで子どもが賢くなる!? 子どもが“自分から勉強するようになる”育て方

出産・子育て

2017/5/25

『楽しく遊ぶように勉強する子の育て方』(小室尚子/日本能率協会マネジメントセンター)

 わが子を賢く育てたいと考えても、家事や仕事が忙しくてそんなヒマはない…。遊んであげるだけで精一杯…。そんなため息をもらす母親に朗報。ただ一緒に遊ぶだけで子どもが賢くなるメソッドが詰まった本が出版された。

楽しく遊ぶように勉強する子の育て方』(小室尚子/日本能率協会マネジメントセンター)によると、ポイントは1つ。「勉強」を「遊び」に変えることだけ。これで一気に「子どもの勉強を見る時間がない」「勉強しない」などの悩みが解決するという。

 本書には、主要教科ごとに複数のメソッドが掲載されているが、「勉強を遊ぶスタート」として勧めているのが、漢字の「部首」遊び。

 なぜか。それは、漢字が小学校以降、大人になっても使うものだから。特に男の子は、小学校の宿題で一番嫌がるのが漢字の書き取りのため、ぜひ取り組んでほしいと強く勧めている。

「小さな子どもにとって部首は難しいのでは?」と思うかもしれない。しかし、本書は「幼児にとって部首は、とても覚えやすいもの」だという。部首はひらがなより単純な形をしており、五角形と六角形の見分けがつかなくても、「さんずい」「にんべん」「しんにょう」の形の違いを見分けるのは簡単らしい。

「部首」遊びをうまく進めるためのステップは、次のようになる。まずは、さまざまな部首だけを書いた紙を壁に貼り出し、頻繁に見るようにする。本書には「部首ポスター」がつけられており、それを使うと便利だ。次に、「今日は、いとへん」「今日は、のぎへん」など〈今日のお題〉を子どもと決め、チラシや新聞などの中からお題の部首を探して遊ぶ。スーパーに買い物に行ったら「野菜売り場の中に“くさかんむり”がいくつあるか数えてみよう」、道端では「前の車のナンバーに書いてある地名の部首は何かな?」などと遊びの幅を広げることもできる。こうして日常の中で、勉強で遊んでいく。

 9~12歳は「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、脳の神経系の発達が一気に完成に近づく時期で子どもの能力が伸びやすく、自己肯定感が高くなる。このゴールデンエイジの時期の成長を左右するのが、プレゴールデンエイジと呼ばれる小学校低学年までの過ごし方。プレゴールデンエイジの時期に勉強に興味を持ち、勉強のやり方を体得した子どもは、その後も勝手に成長を続ける、という。

 母親も子どもも幸せにする本書のメソッド、興味がある方はぜひ。

文=ルートつつみ