黒パン、ブレーツェル、シュトレン… 作り方から食べ方まで、ドイツパンの全てがわかる♪

食・料理

公開日:2017/6/20

 ライ麦を使った黒パンからブレーツェル、シュトレン、ドイツでも知る人ぞ知るマニアックなパンまで100種類以上を紹介した『ドイツパン大全』が、2017年6月5日(月)に発売された。

 世界でもっともパンの種類が多い国、ドイツ。大型パンは約300種、小型パンにいたっては1200にものぼる種類があるとされている。これらのパンは、1日3回の食事だけでなく、ちょっと小腹がすいたときのスナック、おやつ、クリスマスやイースターなどのお祭りやパーティー、イベントなどでも食べられるドイツの生活には欠かせないものだ。

 ドイツパンの特徴は、パンの種類のみならず、使用される原料穀物も豊富なこと。小麦粉から、ライ麦粉、スペルト小麦、オーツ麦なども使われ、ヘルシー志向が強まっている現在、ますます注目を浴びている。また、小麦アレルギーやグルテンフリーに対応できるパンが多数揃っているのもドイツパンならでは。

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 同書では、このようにバラエティ豊かなドイツパンを一堂に集めて紹介している。日本でも入手しやすいパンを中心に、定番ドイツパン100種類以上を、大きく「大型パン」「小型パン」「祝いパン」「菓子パン」にジャンル分けし、それぞれのパンの特徴をわかりやすく解説。

 さらに材料や食べ方、保存方法をはじめ、ドイツのイベントやパン屋事情など現地の暮らしぶりを多彩なコラムでピックアップ。パンのみならずその周辺の様子がわかり、よりドイツパンについての知識が深まることだろう。

 パン職人、これから目指す人、パン業界の人をはじめ、ドイツの食文化に興味がある人やドイツパン愛好者、そしてパンに興味のあるすべての人におススメの一冊だ。

森本智子
ドイツ食品普及協会代表。株式会社エルフェン代表取締役。ドイツ在住歴11年。帰国後、2005年から現在にいたるまで、ドイツ食品、食文化の普及に関わる仕事に携わる。日本人初、ドイツのビアソムリエ資格「ドゥーメンス・アカデミー・ビアソムリエ」取得。ドイツ食品の輸入、販売サポート、展示会、イベントのコーディネート、ドイツ視察旅行の企画・ガイド、ドイツ食品・食文化セミナーなどを行う。

※掲載内容は変更になる場合があります。