同じ”おかずの素”が「4品」に変身! 材料のムダ遣いがなくなる「半調理保存」とは?

食・料理

公開日:2017/6/10


『ひと目でわかる!冷蔵庫で保存・作り置き事典』(島本美由紀/講談社)

 ここ最近「作り置きおかず」が大ブーム。時間のあるときに、おかずや副菜をまとめて作って保存しておけば、食べたい時にすぐ食べられて便利ですが、「同じ味に飽きちゃう」という声もチラホラ…。そこで今年ブームの予感を漂わせているのが、「半調理保存」です!

「半調理保存とは、野菜や肉、ゆで卵などを、味付けしないでシンプルに茹でて保存したもののこと。例えば茹でブロッコリー。冷蔵庫に常備してあれば、メインおかずの添え物としてもそのまま使えるし、その日の気分で味付けを変えれば、胡麻和えやマヨサラダなど、どんな料理にもすぐに変身できますよ。調理の手間がひと手間減らせるので時短調理も可能!! おすすめなのは、ブロッコリー、インゲン、ほうれん草、カボチャ、人参などの緑黄色野菜。茹で卵やゆで鶏も便利ですよ。」

 と教えてくれたのは、料理研究家でラク家事アドバイザーの島本美由紀さん。

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 確かに、茹でてあればすぐに食べられるので忙しい朝やお弁当作りはもちろん、遅く帰った日には温サラダとしてもいただけるから助かります。

 今回はすぐに実践できるアイデアを、5月25日に発売した『ひと目でわかる!冷蔵庫で保存・作り置き事典』(講談社)のなかから紹介していただきました。では島本さん、ご伝授よろしくお願いしま~す。

【半調理保存とアレンジレシピ】

①ゆで卵

沸騰したお湯に入れて8~9分茹でる。冷水に漬けて殻をむき、冷めたら保存容器に入れる。(茹でる前に、丸みのある側にピンで1か所穴を開けておくと、殻と薄皮の間に空気が入り簡単に殻がむけます。)

卵サンド

刻んだゆで卵をマヨネーズで和え、塩・コショウをしてパンで挟む

ミモザサラダ

白身は包丁で刻み、黄身はザルの目でこすって細かくしてサラダに乗せる

スコッチエッグ

挽肉ダネで茹で卵を包み、衣をつけて揚げる

②おかずの素

豚肉、じゃがいも、人参、玉ねぎを食べやすい大きさに切って煮る

カレーライス

ルーを加えて仕上げればカレーの完成!

肉じゃが

砂糖、醤油などで調味すれば母の味!

豚汁

味噌を溶き入れれば具沢山の味噌汁に!

ポテトサラダ

具の汁気を切ってマヨネーズで和えるだけ。

島本美由紀
世界を旅する料理研究家。世界50か国、200を超える海外旅行を経験。旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに生かし、雑誌やテレビを中心に活躍中。家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」としても活動。料理教室「アジアのおいしい台所」を主宰し、著書は40冊を超える。