葵と清貴が離ればなれに!?望月麻衣著 『京都寺町三条のホームズ』8巻が「甘々すぎてこっちが恥ずかしくなる」と話題

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/11

 京都を舞台にしたミステリー小説『京都寺町三条のホームズ』第8巻が2017年9月14日(木)に発売された。前作で高校を卒業した主人公・真城葵は大学生に成長しており、読者からは「みんな少しづつ大人になってる…!」「離れ離れになっても仲良しな葵とホームズさんに今回も癒された!」と好評の声が続出している。

 同作は、京都の寺町三条商店街にたたずむ骨董品店「蔵」の息子・家頭清貴と葵が、客から持ち込まれる様々な依頼や事件を解決していくシリーズ。ミステリーでありながら清貴と葵の恋路を描いた恋愛小説の要素もあり、2人は事件に立ち向かいながら少しづつ距離を縮めていく。投稿サイト「エブリスタ」で連載されていた同作はミステリーカテゴリで1位を獲得し、2015年に文庫版第1巻が刊行されるまでの人気作に。京都を舞台にした作品ということで、「第4回京都本大賞」の受賞作にも選ばれている。

 第8巻で葵は念願の京都府立大学へ進学し、清貴も大学院を卒業。2人の仲もさらに進展するかと思われたが、清貴は「蔵」のオーナーに社会勉強と修行のために京の街から出ることを言い渡されてしまう。最初の修行先として訪れたのは、八幡市にある松花堂美術館。ある休みの日、葵は清貴の様子を見るためにこっそり美術館を訪れ、そこで思わぬ事件に遭遇する。

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 清貴と葵の恋路を応援していたファンからは、「ちょっとだけ遠距離恋愛になっちゃったの寂しい」「修行の旅って聞いてちょっとへこんだ…」とショックを受ける声が。しかし2人の心の距離は離れるどころかますます近くなっているようで、「ホームズさんが葵にデレデレでニヤニヤした」「甘々すぎてこっちが恥ずかしくなる」といった声も。

 10月25日(水)発売の『月刊アクション』12月号からは、秋月壱葉の作画によるコミカライズの連載がスタート。原作と共にこちらもチェックしておこう。

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