注文が殺到! “活版印刷機”が付録の『大人の科学マガジン』が品切れ状態で「本当にごめんなさい」と編集長が謝罪!

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更新日:2017/12/31

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 「活版印刷機」が付録についた『大人の科学マガジン 小さな活版印刷機』が、2017年12月15日(金)に発売された。同書は、発売1カ月前の告知ツイートが、一晩で1万リツイート超を記録した話題の一冊。現在品切れ状態となっている。

 「活版印刷」は近年、若い女性やデザイナーなどを中心に再評価されており、各地でイベントやワークショップが開催されるなどブームになっている。同書の付録「テキン」は、レトロでかわいい活版印刷機で、活版印刷ならではの“活字”を生み出せるのが魅力。インキののせ方や紙の種類を変えると、表情の異なる刷り物を作り出すことも可能だ。

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 付録には、「テキン」以外に「ひらがな」「アルファベット」などの活字が162個、インキや印刷用紙も付属。本体組立時間は約30分なので、自宅ですぐに活版印刷を始めることができる。

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 同書の発売が発表されると、“発売前”にamazon売れ筋ランキング「書籍総合」で1位を獲得。予約注文が殺到し、発売前に異例の“2度の増刷”が決定した。

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 入荷を心待ちにしている人も多いのではというこの状況を受け、ダ・ヴィンチニュースは『大人の科学マガジン』の吉野編集長にコメントをもらった。

「活版印刷機を作ってくれてありがとう」という読者からのお便りがたくさん編集部に届いています。活版印刷を愛してやまない人が日本にはたくさん隠れていました。活字のかすれとかにじみとかにさえ、味わいを感じる人たちです。なのに、本当にごめんなさい、編集部は活版人(カッパンビト)の数を読みちがえていました。初版分があっというまに店頭から消え、その衝撃が醒めぬまま、初版より大きな部数を増刷してしまいました。活字を拾って、インキを練り、紙に印刷する。活版印刷の楽しさを味わえるふろくですので、お願いです、まだ体験されていない方、ぜひ手にとってください。もう、ほんとにお願いします。
大人の科学マガジン編集長 吉野敏弘

 なお、増刷分は、1月下旬に書店に並ぶ予定とのこと。

 ぜひ再び『大人の科学マガジン 小さな活版印刷機』が店頭に並ぶ日を待ってみてほしい。そして、手紙やはがきにもピッタリな温かみのある“活字”で、自分の気持ちを文字に起こしてみてはどうだろうか。

※掲載内容は変更になる場合があります。