母親に「殺人以外は全部したね」と言われた女性が年商10億のIT社長になるまでの大逆転劇!

ビジネス

2018/1/19

『14歳ホステスから年商10億のIT社長へ』(久田真紀子/PHP研究所)

 『14歳ホステスから年商10億のIT社長へ』(久田真紀子/PHP研究所)は、年商10億円のIT会社社長である久田真紀子氏の実話そのものだ。まず題名を見て驚くのは「14歳ホステス」という言葉。中学生ながらに水商売の道へ足を踏み入れるという過酷な環境から、IT会社の社長に上り詰めるまでの波乱万丈なエピソードが、赤裸々に綴られている。

 小学校入学後すぐに両親が離婚。東京・北千住へ引っ越し、母姉3人での極貧生活を始めるも、凄惨ないじめにあってしまう。やがて、母に「殺人以外は全部したね」といわれるほどの非行少女となった著者は、ついに母からも見放され、14歳にして水商売の道へ足を踏み入れることに……。

 17歳で銀座ナンバー1のホステスとなったものの、心は疲弊する。普通の幸せをつかむべく飛び込んだ結婚生活も長くは続かず、たった10ヶ月で崩壊してしまう。

「一難去ってまた一難」。この言葉は著者のためにあるのかと思うほど、次から次へと無理難題に襲われる彼女。ジェットコースターのような息つく暇もない激しい展開に、ページをめくる手が止まらない。どんな困難な状況においても決して諦めることなく、全力でぶつかっていく著者の姿に、勇気づけられる人も多いはずだ。

 出版業界においては異例ともいえる、発売直前から増刷が決定した本書。人生の岐路に立つ若者、今の生活から抜け出したい人、人に言えない悩みごとを抱えている人など、全ての人に力を与えてくれる一冊である。

<目次>
第1章 虐待、貧困、いじめ、そして……
第2章 14歳、ホステスになる
第3章 夢見た結婚。そして破綻
第4章 転機――金融業、そしてITの世界へ
第5章 何もわからないIT業界へ飛び込む
第6章 28歳、起業
第7章 社長として生きる

久田真紀子(ひさだ・まきこ)
株式会社ヴェス代表取締役。1975年、北海道北見市生まれ。足立区立第十六中学校卒業。6歳のとき、両親の離婚により足立区北千住に移り住む。極貧の生活から非行に走り中学生でホステスへ。17歳で銀座のナンバーワンとなる。25歳で憧れの結婚生活を始めるも、わずか10ヶ月で離婚。27歳で全くの異業種であるIT業界へ飛び込む。翌2003年には、ソフトウェアテスト専門会社「株式会社ヴェス」を設立。IT業界では珍しく主婦の再雇用にも力を注いでいる。