谷川俊太郎からヨシタケシンスケまで! “絵本”を処方する不思議な病院…『絵本処方院ウサミの謎カルテ』に反響の声!

文芸・カルチャー

2018/12/2

『絵本処方院ウサミの謎カルテ』(古都こいと/ポプラ社)

 “絵本”を軸に人々の心温まる交流を描いた連作短編集『絵本処方院ウサミの謎カルテ』(古都こいと/ポプラ社)が11月6日(火)に発売された。読者からは「どのお話も思わずほろりとしちゃう」「いろんな絵本を知ることができるのも嬉しいポイントです」といった声が上がっている。

 同作は院長のガラが悪いことを除けば、患者に優しく評判の良い「ウサミ医院」が舞台。実は「ウサミ医院」は夜になると、患者の“心”を治すべく絵本を処方する「絵本処方院ウサミ」に様変わり。「ウサミ医院」で居候兼バイトをするハメになった森野ありすは、そこで「絵本処方院」の仕事にまきこまれていく―。

 作者は、第4回ポプラ社小説新人賞で最終候補まで上り詰めた実力を持つ古都こいと。絵本を処方する病院という少し変わった設定で描かれる物語には、読者から「死や大切な人とのすれ違い、家族トラブルなど重くなりがちなテーマを扱っているのに、軽やかで温かい」「どこまでも真っ直ぐに全力で“愛の言葉”をぶつけるイケメン院長に何度も惚れ直します!!」「キャラクターたちがみんなポップで面白い」「読み終わった後の爽快感も魅力的」と好評の声が。

 また同作には、実際に出版されている絵本が登場。『わすれられないおくりもの』(評論社)、『モモのこねこ』(偕成社)、『あおくんときいろちゃん』(至光社)、『ちいさいおうち』(岩波書店)、『このあとどうしちゃおう』(ブロンズ新社)などなど、名作から最新のヒット作まで多くの作品が物語の鍵を握っている。実在の絵本が物語の中に登場するという仕掛けに、「読んだことがあるものから初めて知った本まで、いろいろな絵本に出会えるのが嬉しい」「院長が患者さんにどんな絵本を渡すのかが毎回楽しみです」「絵本は万人万病を救う万能薬だなと思わされました」「気になった絵本を後で探してみたりと2度楽しめるのがいいよね」と読者からも注目を集めているようだ。

 同作は、月明りの中で本をめくりながら佇む院長とありすの姿を描いた表紙が目印。書籍の帯に書かれた「どんな薬より“傷んだ心”に効く絵本、処方いたします」というコピーが印象的だ。

 言葉の優しさと人の温かさに思わず涙がこぼれてしまうような同作を、ぜひあなたも手に取ってみては?