「前作にも増してカオス度満載」シリーズ第4弾『地底アパートの咲かない桜と見えない住人』が好評!

文芸・カルチャー

2019/1/19

 2019年1月4日(金)に、蒼月海里の『地底アパートの咲かない桜と見えない住人』(ポプラ社)が発売された。不思議な異次元アパートを描いたシリーズ第4弾とあって、「1年ぶりの新刊嬉しい!」「前作にも増してカオス度満載な感じが楽しかった」と歓喜の声が相次いでいる。

 作者の蒼月は、「幽落町おばけ駄菓子屋」シリーズや「幻想古書店で珈琲を」シリーズ、「深海カフェ 海底二万哩」シリーズといった数多くの作品を手がけてきた小説家。幽霊、魔法使い、ドラゴンなど、異界の存在と人間が交流する作品が人気だ。「地底アパート」シリーズは、地上ではなく地下に作られたアパート「馬鐘荘」が舞台。自称悪魔やアンドロイド、女装男子など個性的な住人たちが暮らしている。

 1作目の『地底アパート入居者募集中!』では、家を追い出された大学生・葛城一葉が馬鐘荘に住むことに。馬鐘荘の1階は平屋の雑貨店になっており、一葉には地下2階の部屋が与えられた。2作目『地底アパートの迷惑な来客』では、アパートの地下に異次元世界を発見。3作目『地底アパートのアンドロイドは巨大ロボットの夢を見るか』には、アンドロイド同士の戦いが勃発する。

 『地底アパートの咲かない桜と見えない住人』では、一葉が大学2年生に進級。季節も暦の上では春を迎えたが、馬鐘荘の周りはいつまでも寒いままで桜さえ咲きそうになかった。春が来ない原因は、アパートの地下の磁場。磁場の異変は徐々に深刻化していき、豊島区はなんと氷河期に突入してしまう――。

 読破した読者からは、「はちゃめちゃだけど最後には幸せな気持ちになれる」「2話目が特に面白くて声出して笑っちゃった(笑)」「まさかのキャラクターまで出てきて嬉しい!」と好評だ。蒼月は千葉県出身で、作中では故郷を愛する作者ならではの展開も待ち受けているようだ。

 現在蒼月は、数々の小説シリーズのほかにも『Gファンタジー』で連載している『ビブリオコレクト』の原作を担当中。こちらは童話や古典文学のキャラクターが魔人として登場する物語になっているので、蒼月の世界観が好きな人はチェックしてみては?