失意のアラサー漫画家をスカウトしたのはJK社長!? 「良い意味で心にずしりとくる」と好評の『秋葉原オーダーメイド漫画ラボ』

文芸・カルチャー

2019/8/24

『秋葉原オーダーメイド漫画ラボ:今日から「0課」担当します!』(隙名こと/ポプラ社)

 JK社長と崖っぷちの漫画家がユニークな仕事に取り組んでいく小説『秋葉原オーダーメイド漫画ラボ:今日から「0課」担当します!』(ポプラ社)が、2019年8月1日(木)に発売された。作品に触れた人からは「登場人物がみんな幸せになるといいな、と応援したくなる素敵な小説」「まさに“その先が気になる物語”でした!」「読みやすくてお話がするする頭に入ってくる感じ。主人公のキャラも魅力的です」と絶賛の声が相次いでいる。

 主人公の月高アユムは連載を打ち切られて仕事を失ったアラサー漫画家。気力を失って秋葉原の町を彷徨っていたアユムは、キラキラした女子高生に「貴女を、あたしにちょーだい?」とスカウトされる。彼女は漫画以外のあらゆるものを漫画にする会社の社長だった。変わった案件だけを担当する「0課」に配属されたアユムはエキセントリックなメイドカフェの店員など、謎めいた依頼人たちに出会っていく――。

 軽快なタッチで描かれる物語でありながら、心を揺さぶる展開が仕込まれているのも同作の魅力。「テンポがいいのに読者の胸にしっかりと刺さる…そんな物語の構成が素敵だった」「ライトな依頼解決ものかと思いきや驚きの展開に! 良い意味でヘビーで、心にずしりとくる」「夢とは何か? どのように向き合うのか? と問いかけられるような物語でした」と感銘を受ける読者も続出しているようだ。

 作者の隙名ことは、2018年に「第7回ポプラ社小説新人賞」特別賞を獲得した気鋭の新人。7月31日(水)には自身のTwitterで、「夢と焦りと気付き、真っ暗な霧が急に晴れるような瞬間など、色んな願いや感情を、ぎゅっと閉じ込めた小説です」と作品に込めた想いを語っていた。

 前作の『「私が笑ったら、死にますから」と、水品さんは言ったんだ。』はミステリータッチの青春物語として高く評価されているようす。ネット上では「可愛らしい表紙からは想像もつかない、現代ならではの問題を綴ったお話」「SNS社会に生きる世代だからこそ、読むべき1冊」といった声が上がっている。

 読みやすいのに心に刺さる、不思議な魅力の小説にぜひ触れてみてほしい。