シリーズ最大級の危機!? 絶望的な状況で幕を開けたアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」第1話

アニメ

公開日:2019/10/19

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『ソードアート・オンライン 15 アリシゼーション・インベーディング』(著:川原礫、イラスト:abec/KADOKAWA)

 人気アニメシリーズの最新作「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」が、2019年10月12日(土)に放送スタート。第1話から予想もつかないハードな展開が繰り広げられ、視聴者に衝撃を与えているようだ。

 同作は川原礫によるライトノベルを原作としたファンタジーアニメ。2018年10月から放送されたテレビアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」の続編にあたり、「SAO」シリーズでも最長となる「アリシゼーション編」の最終章が描かれる。

 物語の主な舞台は、まるで現実のような密度をもつ仮想世界「アンダーワールド」。ユージオやアリスと共に最高司祭・アドミニストレータを打倒した主人公・キリトは、現実世界との通信中に謎の衝撃に襲われて心神喪失状態に陥ってしまう。そこでアリスはキリトを故郷のルーリッド村に連れていくのだが、彼らを待ち受けていたのは過酷な現実だった――。

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 今作はこれまでにないほど絶望的な状況から幕を開ける。アンダーワールド内のキリトは片腕や感情、言葉まで失い、車椅子のようなものに乗ってつねにアリスの介護を受けている状態。そしてキリトたちのいる“人界”は“ダークテリトリー”による侵攻を受け、厳しい情勢に置かれている。

 さらに現実世界のキリトも脳に致命的なダメージを負い、オーシャン・タートルという施設で高度な治療を受けている最中で、前シリーズの終盤では施設が襲撃される様子も描かれていた。キリトや仲間たちが如何にしてシリーズ最大級の危機を脱していくのか、今後の展開に注目せずにはいられない。

 またどこまでも過酷な状況だからこそ、キリトに献身的な介護を行っているアリスの姿は輝いて見える。第1話ではうつろな目をしたキリトに「あなたが守った世界よ」と語りかけたり、食事を一口ずつ冷ましながら口元に運んでいく場面も。その一方で胸の内には不安を抱えているようで、終盤では隣で眠るキリトに寄り添いながら大粒の涙を流していた。

 細かく丁寧に掘り下げられた心情描写に、ネット上では「アリスの苦悩や不安が伝わってきてつらい。添い寝にはちょっとドキッとした」「アリスには強く生きて欲しい」「行動のすべてが健気すぎて泣いてしまう」といった感想が多く上がっている。

 重厚なストーリーだけでなく、OPでは爽快感のあるアクションシーンの数々も話題を呼んでいた。これから一体どんな冒険が繰り広げられていくのか、2話以降の展開にも注目していきたい。

■アニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」
原作:川原礫
監督:小野学
出演:松岡禎丞、茅野愛衣、諏訪部順一 ほか
公式サイト:https://sao-alicization.net/