6年ぶり水曜どうでしょう特集、再び!

特集番外編1

2019/11/6

6年ぶり水曜どうでしょう特集、再び!

編集M

 今月号の表紙ですが、『水曜どうでしょう』番組Dの藤村さん、嬉野さん、HTBマスコットキャラクターのonちゃん、そして!!タコ星人(鈴井貴之さん)と校長(大泉洋さん)に飾っていただきました! 番外編ではその表紙撮影の裏側について、少しお話させていただけましたらと思います。

 表紙撮影は「水曜どうでしょう祭」3日目、昼のメインステージ・ステージ上にて10分間での撮影スケジュールをいただいておりました。祭会場では連日雨が続いたなか、本日晴天! 

「わーー!晴れた!」と喜んでいた、表紙撮影約20分前。メインステージバックヤードで待ち構える私に、オフィスキューマネージャーさんから着信がございました。

「M井さん、鈴井の衣装、タコ星人なんですけど……あの、ダ・ヴィチさん表紙大丈夫ですか!?」

「……あ!え!? タコ星人……」

「そうです、タコ星人なんですけど……いまどこいらっしゃいます?」

「そちら行きます!!」

 そう言ってマネージャーさんに会いに楽屋へ向かうと……そこにはバシッと渋いスーツ姿でサングラス着用。すでにあの口調になっていた大泉さんがいました。

 あ、あれは……

「……校長……!!」

 余談ですが、雑誌の表紙は、飾っていただくタレントさんの写真をセレクトする際、「目線あり・なし」かで悩むことがあります。アイキャッチの強さで私はよく「目線あり」をセレクトしています。が、いや……これはそもそも……タレントの目が見えないのではないか……? ていうか、出演者の顔が……わかるんだろうか……。ディレクター陣の顔しか見えないのでは………………(※フリーズ)

 とにもかくにも慌てて編集長にTEL(※しかし日曜の昼で出ない)。
留守電に――
「(めっちゃ早口)あ、おつかれさまです、休日にすみません、水曜どうでしょうの表紙なのですが、衣装が決まりタコ星人と校長で撮影することになりました、たまらなく面白いと思うので進めます、よろしくお願いいたします(ピー)」

 その後、「あ、そもそも編集長はタコ星人も校長も知らなかったわ……」と気づき、スマホ片手にぼんやりする私を発見し、大泉校長は「いやーこの表紙は話題になるぞ!M井君!」と、声をかけてくださり舞台に上がっていかれたのでした(笑)。

 その表紙ですが、会場の皆様にも盛り上げていただき、出演者の皆様、onちゃん、スタッフの皆様のご尽力のおかげで、「見ているだけで楽しい!」そんな高揚感たっぷりの表紙ができたように思います。本当にありがとうございました!

 元来『水曜どうでしょう』ファンである私は、6年前の同特集も担当させていただき、ステージ上から表紙を一発勝負で撮影する!という大仕事に大緊張したこと覚えていて、また前回もフルスイングで紙面を製作させてもらっていたので、今回特集ではどう新しい紙面をお届けできるか? とても悩んでいたのですが、純粋に藩士として、雑誌に携わる身として、これほど贅沢で大好きな表紙&特集号を作れたこと、本当に嬉しく思います。

 好きなコンテンツを紙面にできる喜びたるや……ありがたいしかなく……。今号特集、『騙し絵の牙』文庫作業や映画のあれやこれや重なる中で「なるほど!私、死ぬかな」と思っていたスケジュールのなかでも、取材も紙面製作中もとてもとてもたのしかったです……! 今日からこの表紙が書店に並び始めると思うと、わくわくしてなりません。

 特集もレポやインタビューも盛りだくさんに、ぎゅっと詰め込んだ紙面になっていると思います。(大泉さんインタビューは、どうしても削れなかったのでめちゃくちゃ文字数が多くなってしまいました。文字文字しくなっていますが、、すみません!)ニヤニヤしながら、紙面をめくってくださいましたら幸いでございます!

 あと今回「北海道発のエンタメに日本中が熱狂する!」というサブタイを銘打ちまして、どうでしょうファンならご存知!オフィスキューの皆様にもインタビュー取材させていただいております。NORDさんのインタビュー時に、元気いっぱいで、とても丁寧な姿勢の彼らを見て、その後YOUTUBEチャンネルを見まくって癒されてたのは自分です(もはやファン)。オクラホマさんインタビューも、げらげら笑いっぱなしで、紙面に収まりきらなかったので、分けてインタビュー記事を配信。

・『ダ・ヴィンチ』特集「ご存知、“CREATIVE OFFICE CUE”って こんなにすごい!」番外編 NORDインタビュー

・『ダ・ヴィンチ』特集「ご存知、“CREATIVE OFFICE CUE”って こんなにすごい!」番外編 オクラホマインタビュー

もさせていただきました!ぜひこちらもご覧ください。

 あと別企画で恐縮ですが、大変お待たせ致しました……!『騙し絵の牙』も映画が無事クランイン、文庫が11月21日に発売になります(同号にて著者の塩田武士さんのインタビューも掲載)。先日インしたばかりの速水(大泉)編集長のもとへ、書店様用DVD映像を撮影させてもらいにいったのですが、これがまた……規格外に面白い!のでぜひ、ご高覧ください。

 最後に、HTB様とオフィスキューの皆様、本当にめちゃくちゃにお忙しいなかで弊誌特集に協力いただき、心から感謝申し上げます。いつもいつもありがとうございます。

 さて、12月25日深夜HTBにて(北海道ローカル)新作が放送されます!(なお、新作ですが、2話まで拝聴しましたが、めちゃくちゃ面白かったです!)

 レポのネームにありますが、最近歳を重ねつくづく思うのは「再会の喜び」です。
「続けていく決断をした」(大泉さんインタビューにて)彼らはこれからも、そんな喜びを私たちにくれるんだろうなあと思います。

 関西出身の私がこの番組に初めて出会ったのは、深夜(いま思うとABCかサンテレビ)に、なんとなくテレビをザッピングしていたときに巡り会えた「ジャングル・リベンジ」でした。
「野生動物を観察する」という、謎な(すみません。笑)これまで見たことがない斬新な番組に、気づいたら釘付けになり、あっという間にDVDを買い漁り、挙句の果てには関西の編集部から、「なんとか紙面を作りたい」と、東京の雑誌に転職までしておりました。

 今でも、しんどいとき、苦しいとき、眠れないとき。そんな時にふいに「どうでしょう」を見ると、繰り返し何回も何度も見ているはずなのに、笑いが止まらず、元気をいただけています。ですので、個人的にも新作で「再会」できる喜びを、改めて噛み締めている次第です。

 一生どうでしょう、これからもさせてください!!と言う気持ちを込めて特集を製作させていただきました。恐縮ながら、どうでしょうファンの皆様に新作放送前に紙面を楽しんでいただければ、と心より願っております。そしていつかまた、紙面で再び再会できましたら幸いです!

 

ばんけいの山に光る、嬉野ズ眼(アイ)

編集K

 今回も「水曜どうでしょう祭」、お邪魔させて頂きました。会場のばんけいスキー場、本当に寒かった~~~!!!笑
札幌の市街地から車で30分程度の距離なんですが、もう体感温度が街場と5度は違うんです。

 実際、期間中は雨にも振られました。しかしながらそれさえも楽しい思い出になっているのが不思議なところ。札幌の山の上の、断じて穏やかとは言えない環境で、あの妙な一体感を生み出せるのが「水曜どうでしょうファン」=“藩士”のすごいところです。

 そして今回はなんと!嬉野雅道さんのインタビュアーを担当させて頂くことになっていたので、6年ぶりの「水曜どうでしょう祭」ではステージ上の嬉野さんに釘付け。

 あれ…6年前と眼が変わってません!?
メガネが丸っこいのになったのもそうなんですが、その奥がガラスのようにキラキラとしていて、思わずご本人にも、そんなざっくりとした感想を伝えてしまった。
「眼がカメラのレンズみたいになってません!?」
「そうかい?」

 そんなやり取りから始まったインタビューでしたが、『ひらあやまり』や『ぬかよろこび』でも綴られている通り、本当にカメラマンなのかというくらい思索的な男性が、余計なものを削ぎ落としていって、
自分をその内側みたいな場所に発見するという。
この6年間の嬉野さん個人としての蓄積と、「どうでしょう」の今後について語ってくださいました。非常に楽しい時間でした。

その他にも! 前回の特集で好評を博したマンガ家さんによる「どうでしょうイラスト」企画。今回は「マンガ家が描く至極の『どうでしょう名(迷)言集』」として、以下の8名の方がご参加くださいました(順不同/敬称略)。

麻生みこと
桑原太矩
椎名軽穂
そにしけんじ
平川哲弘
星野倖一郎
増田英二
三宅乱丈

星野さんは「水曜どうでしょう祭」の会場にもいらしてましたね!
(ホラ話連載楽しみ)
皆さん多忙なお仕事のスケジュールの合間を縫ってご協力くださったわけですが、思い起こせば6年前にも、こちらの方々がご参加くださっていたのでした。

佐々木倫子
藤島康介
谷川史子
西炯子
小沢真理
畑健二郎
青木俊直
押切蓮介
もんでんあきこ
清野とおる

 マンガ家さんという限られたジャンルの中で、これだけの人を集める「どうでしょう」は改めてすごい。

 新作の内容も本当に楽しみですが、ここまで人をひきつけて“仲間”にまでしてしまうTV番組が、これからどんな歩みを見せていくのか、それも本当に楽しみなんです。

 今回特集記事を実施させていただくことが出来たのも、「水曜どうでしょう」という番組を支えてこられた皆様の、愛と熱意があってこそだと改めて痛感させられた制作期間でした。

 今回も本当にありがとうございました! 体感的に一刻も早く12月25日が訪れることを願って、筆を置きます。