「これまでで1番の衝撃」大河ドラマ「麒麟がくる」第14話、斎藤家の家督騒動に視聴者驚き

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公開日:2020/4/25

『NHK大河ドラマ・ガイド 麒麟がくる 前編』(著:池端俊策、監修:NHKドラマ制作班、編集:NHK出版/NHK出版)

 2020年4月19日(日)に放送されたドラマ「麒麟がくる」第14話。予想外の形で斎藤高政(伊藤英明)が父・利政(のちの道三/本木雅弘)から家督を譲り受け、視聴者から「この展開は予想できなかった」「突然すぎて頭が追いつかない」と大反響を巻き起こした。

 同ドラマの主人公は、多くの群雄と天下をめぐって争う智将・明智光秀(長谷川博己)。天文22年4月、尾張・聖徳寺では利政が織田信長(染谷将太)との面会を迎えていた。遅れてやってきた信長は利政を苛立たせたが、信長は利政に「これからは戦も世の中もどんどん変わりましょう。我らも変わらねば」と提言。その言葉に先見の明を感じ取った利政は信長に共感し、「見事なたわけじゃ」と告げる。

 聖徳寺での面会からしばらく経ち、今川軍は知多半島の緒川城を攻略するため村木砦を築いて進軍。信長から協力を要請された利政は、独断で援軍を出すと決めたことで高政や家臣・稲葉良通(村田雄浩)に反発されてしまう。同席していた光秀も援軍を出すことには「いささか拙速」と忠告したが、利政は耳を貸そうとしない。結果的に援軍を得た信長は村木砦の戦いに鉄砲隊を導入し、砦から今川軍を一掃して勝利を収めた。

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 一方美濃では、高政の母親・深芳野(南果歩)が何の前触れもなく自死を選ぶ。亡骸と対面し悲嘆に暮れる利政に対し、「何故母上の望みを絶たれた」「母上は事あるごとに血を分けた私が守護代に就くことを願われていた」とつめ寄る高政。しかし利政はいずれ高政に家督を譲ると深芳野に伝えていたと明かし、「わしはそなたを悲しませるようなことは何1つ言わなかったはずじゃ」と亡骸にすがりつく。そこで高政は喪が明けない内に深芳野の“願い”を叶えるよう迫り、利政から「家督をそなたに」という言葉を引き出すのだった…。

 深芳野の自殺をきっかけに斎藤家の歴史が大きく動き、視聴者からは「これまでで1番の衝撃」「こんな形で利政が家督を手放すとは」といった声が続出。またTwitterで話題の戦国武将アカウントも、突然の展開に反応を示している。



 実権を握った高政はどのような行動に出るのか。斎藤家の動向から目が離せない。

■ドラマ「麒麟がくる」
放送日:毎週日曜 20:00~
出演:長谷川博己、本木雅弘、門脇麦、堺正章 ほか