【林直孝×志倉千代丸】 科学アドベンチャーシリーズ最新作『ロボティクス・ノーツ』インタビュー第3弾!!
更新日:2013/8/13
『ロボティクス・ノーツ』の次のシリーズは宇宙?
――『ロボティクス・ノーツ』に今後の展開があるとするなら、どのようなストーリーにしたいですか?
林 今回の『ロボティクス・ノーツ』は前半がホビーロボット製作、後半は巨大ロボット製作の話になるんですけど、ホビーロボットの話をもっと掘り下げていってもいいかなって思ってますね。僕自身もホビーロボットを実際に製作しているんですが…。
志倉 あれ? もうそろそろ出来上がった?
林 足の部分がまだです(笑)。(※6月18日に無事完成しました)デアゴスティーニさんから毎週送られてくる『週刊ロボゼロ』というシリーズをかれこれ一年以上ずっと続けているんです。
志倉 自分のペースで作りたくなったりしない? 「早く次を作りたい!」って(笑)。
林 もちろんそういう気持ちになることもありますが(笑)。今までこうして実際にロボットを作るということが無かったのですが、作ってみると工作の楽しさっていうのに気づいたので、そのへんをもっとクローズアップしてみたいなと思ったりしますね。
はやし・なおたか
MAGES.(5pb.)所属のシナリオライター。代表作は『STEINS;GATE』『CHAOS;HEAD』『アイテムゲッター』『Lの季節2』『メモリーズオフ#5』『メモリーズオフ~それから~』など。
――今後の科学アドベンチャーシリーズで、手がけてみたいと思っていることや構想などはありますか?
林 構想自体は社長におまかせするとして、僕自身はもっと変態チックに書きたいですね。
志倉 もし、科学アドベンチャーシリーズのネタを僕の構想じゃなくて、林が構想するとしたらどんなものにしたいって思ってる?
林 科学に分類されるのかはわからないんですが、近々ペテルギウスって星が超新星爆発を起こすんじゃないかっていうニュースがありまして、それが起こると一ヵ月か二ヵ月くらい太陽がふたつになるくらいの明るさになるかもって話なんですね。それが起こった時に地球の人たちはどんな反応をするのだろうっていうような話は書いてみたいなって思いますね。
志倉 ペテルギウスそんなに遠くないよね
林 640光年くらいだったかと。
志倉 案外ご近所だね・・・じゃあ、次の科学アドベンチャーシリーズはそれでいこう!(笑) 『宇宙科学アドベンチャーシリーズ』だね。
林 JAXAまで行きましたし、次はNASAを取材ですね。
志倉 完全に『宇宙兄弟』だね(笑)。
しくら・ちよまる
株式会社MAGES.代表取締役社長。会社経営と並行して作詞・作曲、ゲームの企画・原作、店舗プロデュースなどクリエイティブな仕事も手がける。代表作は『カオスヘッド』『シュタインズゲート』、飲食チェーン『王立アフィリア魔法学院』。