「救いようのないがっかりな最期」網走脱獄囚人・上エ地圭二が迎えた末路が残念すぎる!?/ヤングジャンプ47号『ゴールデンカムイ』

マンガ

公開日:2020/10/28

週刊ヤングジャンプ
『週刊ヤングジャンプ』47号(集英社)

 2020年10月22日(木)に発売された『週刊ヤングジャンプ』47号。『ゴールデンカムイ』第257話では網走脱獄囚人・上エ地圭二の最期が描かれるものの、読者からは「救いようのないがっかりな最期」「華々しい無駄死に」といった反響が相次いでいる。

 上エ地といえば、“人のがっかりした顔”が大好物な凶悪殺人鬼。がっかりした顔を見るためなら子どもを殺すのも厭わない性格で、同じ脱獄囚である牛山辰馬も彼のことを“悪魔”と呼んでいた。だが今回のエピソードでは、皮肉にも上エ地の“がっかり”な末路が描かれる展開に――。

 工場の煙突によじ登るや否や、全裸を披露する上エ地。「暗号はもう解けないよ~」と茶化す彼の身体には、埋蔵金の暗号が確認できないほど大量の刺青が刻み込まれていた。どうやらこの事実に皆が落胆する姿を期待していたようだが、上エ地の読みは大きく外れてしまう。

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 じつは暗号の解読において、すべての刺青を揃える必要はない。たとえ上エ地の刺青がなくとも埋蔵金には辿り着けるため、誰も彼の話には耳を貸さなかった。

 おかげで他人をがっかりさせるどころか、自分自身ががっかりしてしまう上エ地。さらにはそのまま煙突から足を滑らせ、最期は呆気ない終わりを迎える羽目に。

 これにはネット上も「上エ地らしいっちゃらしいが…」「ちょっと同情を禁じ得ない最期(笑)」といった反響が続出。“人のがっかりした顔”を求め続けた彼にとって、ある意味ふさわしいラストだったのかもしれない。

ゴールデンカムイ
『ゴールデンカムイ』23巻(野田サトル/集英社)