『サザエさん』マスオが“常連の店”作りに奮闘するも、赤っ恥…「マスオさんの気持ち、よく分かるわ」

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更新日:2021/3/14

サザエさん
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 3月7日に放送された『サザエさん』では、マスオが常連の店を作ろうと奔走。視聴者からは共感する声が多くあがっている。

 話題になったエピソードは、作品No.8216「マスオ、常連になりたい」。ある日の商談帰り、同僚とともに同僚の行きつけだという飲み屋に来たマスオ。店に入るなり、「大将! いつもの!」と頼むと、店の主人も「はいよ!」と威勢のいい返事するともに、イカの刺身と熱かんがテーブルへ… そんな2人が通じ合っている様子を見て、自分も常連の店を作りたいと羨ましく思うように。

 後日、定時退社すると、そのまま飲み屋街へ。何件が飲み屋を見て回り、ついに“いい感じ”のお店を発見。店に入って「とりあえず、ビールに枝豆お願いします」と注文すると、「よーし! 『いつもの』への第一歩を踏み出したぞ… 目指せ常連客!」と気分も上々。その後、店員に顔を覚えてもらおうと、何度も通い、その度に同じメニューを注文し続ける。

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 そんななか、ある日の帰り際、同僚のアナゴさんから一杯誘われたマスオは、ここぞとばかりにあのお店に連れていこうと決心する。店前に着くと、アナゴさんは「フグ田くんに常連の店があったなんてな」と称賛し、一方のマスオも、「もう僕は常連客と言っていいはず…!」「今日こそ『いつもの』を言ってやるぞ」と期待に胸を膨らませる。そして、いざ入店し、勢いよく「い、いつもの~!」と思い切って注文! しかし、店員は「いつもの? すみません。なんでしたっけ?」とバツが悪そうにし、マスオは「お、覚えられてない…」と顔を赤らめて恥ずかしがるのだった。

 マスオの奮闘ぶりがわかるほっこりエピソードに、視聴者からは「マスオさんの気持ち分かるなぁ 楽しくおしゃべりして美味しいものがあって落ち着くお店の常連さんになりたい」「子どもの頃お店行って『いつもので』って言うのを憧れていたな~」「コロナ禍で足が遠のいてたので、久しぶりにお店に行きたくなった」「私も常連のつもりだったけど 実はそうでもなかったかなー? という店があってマスオの気持ち分かるーと思った」「マスオさんの気持ち、よくわかるわ。常連への道って難しいよね」などと共感する声が続出している。

 ちなみにオチは、ノリスケが常連のウナギ屋に行き、うな重の上を注文すると、大将に「月給は少ない上、ボーナスもろくに出ないのに、無駄遣いすんじゃねえよ」と、まさかの海苔茶漬けを出される… という切ないものだった。