【ネタバレあり】じつに6年半!? ヤングジャンプ15号『ゴールデンカムイ』、タイトル回収に読者興奮

マンガ

公開日:2021/3/17

週刊ヤングジャンプ
『週刊ヤングジャンプ』15号(集英社)

 ※この記事は最新号の内容を含みます。

 2021年3月11日(木)に発売された『週刊ヤングジャンプ』15号。『ゴールデンカムイ』第271話の展開に対し、「ついにタイトル回収キターッ!!」「鶴見中尉のタイトル回収が痺れる」といった反響が後を絶たない。

 事の発端は、鶴見中尉が取り出した1枚の金貨。その金貨はウイルクたちがアイヌの結束を呼びかけようと作ったものなのだが、そもそもアイヌたちが昔から大切にしてきた宝物には黄金を使ったものは1つもない。それどころか金貨を作るために砂金を掘ったせいで、川が汚れてアイヌの人々に悪影響を与えた。

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 アイヌに災厄をもたらす黄金は、言わば天災や疱瘡などと同じ“人間を脅かすカムイ”。鶴見中尉は「触れる者に無残な死をもたらし どんなカムイよりも醜悪で狂暴で 眩いほどに美しく 黄金色に輝くカムイ」と語り、最後に「ゴールデンカムイ」と名づけるのだった――。

 言わずもがなゴールデンカムイとは、同作のタイトル。連載は2014年8月から始まったので、約6年半をかけてタイトル回収に至ったことになる。これにはネット上も「ゴールデンカムイのタイトル回収がアツすぎる!!」「久々に鳥肌が立った」「主人公の杉元ではなく、鶴見に言わせるあたりがまたいい…」といった反響が続出。同時に『ゴールデンカムイ』と「タイトル回収」がTwitterのトレンドを飾った。

 最後は鶴見中尉にそそのかされて、アシリパ(リは小文字)が暗号の手がかりを伝えてしまうところで幕切れに。果たしてここから物語はどう動いていくのか、次回が待ち遠しい。

ゴールデンカムイ
『ゴールデンカムイ』24巻(野田サトル/集英社)