AKB48佐藤すみれ 人気小説「十二国記」のヒロインは「昔の私に似てる」

芸能

2012/8/6

 この夏、累計780万部以上と絶大な人気を誇る、小野不由美の「十二国記」シリーズが〈完全版〉で刊行開始。それにあわせてダ・ヴィンチ9月号では著者・小野不由美の大特集を組んでいる。なかでも注目は、AKB48きっての読書好きとして知られる佐藤すみれによる、ヒロインのコスプレグラビア! 孤独な状況ながら凛と立ち上がろうとする「十二国記」のヒロインを、を完全再現した。

 幼い頃から「戦う女の子」に憧れていたという佐藤すみれさん。きっかけはテレビで目にした「セーラームーン」の雄姿だった。
「可愛らしいルックスと、いざという時に見せる強さのギャップが素敵だったんです。あんなふうになりたい! ってずっと憧れていたんですよ」

 キュートな外見からのんびりして見られることも多いという佐藤さんだが、実は「負けず嫌い」なのだとか。
「しかも、がんばってるところをあまり見せたくないタイプ。心に秘めて、メラメラっと闘志を燃やすんです(笑)。お芝居やダンスもこっそり練習することが多いですね」

 そんな佐藤さんのいちばんの趣味は本を読むこと。「十二国記」シリーズ本編第1作『月の影 影の海』を読んでの感想は?
「目を閉じると頭の中に小説のイメージがどんどん流れこんでくる。映画を見ているような感覚で一気に読めちゃいました」

 ヒロインの陽子は高校生。クラスの輪からはみ出さないように気を遣いながら、平凡な学校生活を送っていた。
「昔の私にすごく似てるなって思いました。今の生活に不満があるわけじゃないんだけど、なんとなく『このままでいいのかな』とも思ってる。そんな思いって誰でも経験があると思います」

 陽子の人生は、「十二国」の世界に流されたことで一変する。
「普通の女の子が見たこともない世界に飛ばされたら、辛くてたまらないはず。陽子もきっと逃げたかったと思うな」

 でも、陽子は逃げなかった。初めて知る世界の厳しさ。目を背けたくなるような本当の自分。そうしたものに傷つき、ボロボロになりながらも、孤独な旅を続けてゆく。
「その芯の強さが好きなんです。わたしもがんばらなきゃ、って思わせてくれるから」

 今回演じていただいたのは、妖魔との戦いで傷を負った陽子。撮影が始まると、それまでのにこやかな表情から一転、凛々しい戦士の表情になっていった佐藤さん。内に秘めた「戦う女の子」が、陽子とシンクロした瞬間だった。
「これまで見てもらう機会のなかった一面だから、ファンの皆さんはびっくりするかも。でも、陽子を演じられてすごく楽しかったです。戦う女の子ってやっぱり素敵ですよね」

 本誌では4ページにわたって作品の世界観を再現しつつ、佐藤さんのヒロイン姿を掲載している。

取材・文=朝宮運河
(ダ・ヴィンチ8月号「全作ハズレなし! 小野不由美を読む」より)