佐藤健を支える“小さな幸せ”とは?

芸能

2012/9/1

 ただいま公開中の映画『るろうに剣心』。大人気マンガ&アニメの初の実写化だが、伝説の剣客である主人公・緋村剣心を佐藤健が演じ、話題を集めている。

 佐藤といえば、『仮面ライダー電王』での演技でライダー好きのママ層だけでなくサブカル男子たちの心をがっちり掴み、『龍馬伝』の岡田以蔵役で大ブレイク。いまや超多忙の日々を送っているが、そんな彼がインタビューでしきりに語るのが、“友だちの大切さ”だ。

 『るろうに剣心』のプロモーションでも、「心のよりどころ、支えは?」という質問に、「剣心と一緒で仲間ですね。落ち込んだときやつらいときとかに一番最初に連絡しようと思うのは友だち」と回答。そのほかのインタビューでも、地元の友だちとの時間をとても大事にしていることがわかる。

 この佐藤の考え方に共鳴したのが、新進気鋭の社会学者・古市憲寿だ。『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)では、『龍馬伝』放送時のインタビューで「生まれ変わるなら、絶対に、幕末より現代のほうがいいです」と言い切ったことに注目。「一泊二日で友達と千葉にバーベキューに行く幸せ」をかみしめられる佐藤は、「若者に広まりつつある新しい“幸せ”の形を象徴しているように思ったのだ」と感想を綴っている。

 この本のなかで行われている古市と佐藤の対談でも、古市は「『龍馬伝』を観ていた人の中には、“自分も幕末に生まれて龍馬みたいな活躍をしたかった”とか“激動の熱い時代を生きたかった”と思ってる人もいると思うんですよ」と佐藤に投げかけるが、「いるのかなあ。死ぬのに。」とひと言。「たぶん、僕は今が幸せなんです。今にまったく不満がないっていったらウソですけど、今この現在に生きていて幸せなんですよ」と素直な気持ちを明かしている。

 佐藤だけに限らず、岡田将生や桐谷健太も、地元の仲間を大事にしていることをよく口にしている。俳優やアイドルというと、同じ芸能人同士で豪遊するイメージも強いが、このように“友だちとの小さな幸せ”を大切にする姿勢がとても身近な存在に感じられるのは確か。佐藤健の人気、そして魅力の秘密は、こんなところにもあるのかもしれない。