特集番外編1 2012年12月号

特集番外編1

2012/11/6

読むほど味わい深いあだち作品

編集M.I

 

  ダ・ヴィンチ2012年12月号のあだち充大特集では、なんとあだちさんに表紙の描き下ろしだけでなく、中ページ用にも「本」をテーマにしたイラストとメッセージをご寄稿いただきました! 『ゲッサン』の担当編集さんいわく、紙の本や雑誌が大好きで、何でもデジタル化の風潮が好きではないというあだちさん。『ダ・ヴィンチ』の特集ならではのスペシャルな内容です。ぜひご覧ください。
 また、祝『MIX』1巻発売!ということで、マンガ家の高橋留美子さん、島本和彦さん、久米田康治さん、ツジトモさん、三島衛里子さんにイラスト+メッセージを、日髙のり子さん、三ツ矢雄二さん、片岡安祐美さん、いとうあさこさん、斉藤祥太さん、斉藤慶太さん、ザ・たっちのお二人、杉井ギサブローさん、ファンタジスタさくらださんにメッセージをいただきました。みなさまがたの愛あふれるメッセージに大注目です!
 本特集ではそのほか、あだち読みの面々がヒロイン/ライバル/ご近所/喪失/ワンパターンといったキーワードから作品を読み解くコーナーや、もはや様式美ともいえる「あだちスタイル」を分析するコーナーも。この特集を読めば、「なぜあだち作品の登場人物は耳が大きいのか」(そう思ってみてみると確かにデカイ!)、という謎の答えもわかります! 本当に読めば読むほど味わい深いあだち作品。『タッチ』や『ラフ』といった有名な作品以外も、この特集をガイドにぜひ呼んでみてください。


 

元祖てへぺろ!? あだち充は卒業しない!

編集K

 

編集Kです。
今月はな、な、なんと!
“永遠の少年マンガ家”あだち充先生の大特集!
話題の新連載『MIX』を入り口に“作家・あだち充”の半生を、あだち先生とともに幼少期まで遡って振り返りました(初公開となる2~3歳頃の写真も掲載!)。

そもそも特集のきっかけは、今年5月12日に発売された『ゲッサン』6月号から連載が始まった『MIX』。
あの『タッチ』の26年後を描く作品ということで、連載開始の報せを聞いたファンは大興奮! 掲載誌の『ゲッサン』は異例の重版&1話再掲裁で大きな話題となりました。

その後も先が読めない展開で注目を集め続けた『MIX』は、先生自身がファンとの駆け引きを楽しんでいるかのような読み心地で、久しぶりに雑誌でマンガを読むワクワク感を多くのマンガファンに思い出させてくれた、そんな作品だと思います。

だからこそもっと多くの読者に読んで欲しいし、そんなあだち先生のいまに迫りたい。

そんな思いから今回の特集を企画しました。

今年で61歳になるあだち先生ですが、“永遠の少年マンガ家”という枕がつくことが多いような気がします。
例えば2005年『クイックジャパン』さんのあだち充特集がまさにそうでした。
そのベースにはもちろん、長年少年誌で活躍されているということがあるのだとは思っていましたが、お会いしてみて分かったのが、それ以上に先生ご自身が可愛らしい少年!?

こ、こんなこと言ったら殺されそうですが!
あだち先生こそ元祖“てへぺろ”なのではないかと!!

『みゆき』のダメダメ主人公・若松真人や、『タッチ』の上杉達也など、あだち作品の登場人物たちにもかなりその気(け)がありますが、あだち先生ご自身も末っ子気質というか、誰もがその名を知っている大作家でありながらも、我々のような取材をする側の人間に対しても壁を感じさせない距離感の取り方、飄々としながらも、気づくとその場に居合わせたものが引き寄せられるような親しみやすさこそが“永遠の少年マンガ家”と呼ばれる所以なのではないかと思いましたし、先生の周囲の人間が先生を愛してやまない理由なのだと思います。

本誌ではそんなあだち先生の魅力をできる限り読者のみなさんにもお伝えしようと、題して2万字インタビュー&解体全書企画を敢行!
4時間超にもわたるロングインタビューと初公開となる先生ご自身の過去のお写真の数々、そしてお宝満載のあだちプロ潜入写真とで、作家・あだち充の“これまで”と“いま”に迫っています。

また本誌史上初となるイラスト表紙はあだち先生の描き下ろし!
加えて記事内のイラスト&メッセージ、ミスターヤクルトスワローズ・古田敦也さんとの対談と、元祖てへぺろマンガ家・あだち先生の魅力満載でお届けする『ダ・ヴィンチ』12月号。
あだちファンはもちろん、マンガを愛するみなさんにとっても、これからどんどん寒くなっていく夜に、懐かしい気持ちに浸りたい時にじっくり読んでほしい一冊になっていると思います。