乙一節が全開! 唯一無二の世界観とテクニックにしびれる、恐ろしくて切ない短編集『さよならに反する現象』

レビュー

乙一氏の『さよならに反する現象』(KADOKAWA)は5つの短編小説から成る、200ページ弱の書物だ。そう聞くとボリュームが少ないと思われるかもしれないが、ひとつひとつの話の密度や濃度やいつも通り、いや、いつも…

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