この悲劇の連鎖は他人事ではない…息子を殺した犯人は、嫁の元恋人だった――嘘か本当か、一家は混乱の渦に! 雫井脩介氏最新作『クロコダイル・ティアーズ』

レビュー

人を呪わば穴二つ、という言葉が読後に思い浮かんだ雫井脩介さんの『クロコダイル・ティアーズ』(文藝春秋)。息子の康平を殺された老舗陶磁器店の店主・貞彦と妻・暁美は、遺された息子の妻・想代子と幼い息子の…

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