「DX」「IoT」「MaaS」…新聞やニュース番組で話題の今ドキのIT用語を体系的に学んで資格取得!【ITパスポート】

ビジネス

公開日:2023/2/10

みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集 2023年度 [本とアプリで試験対策!!]
みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集 2023年度 [本とアプリで試験対策!!]』(TAC出版情報処理試験研究会/TAC出版)

「ITには疎くて…」とは言っていられない時代になってきた。新聞をめくれば、「DX」「IoT」「AI」「ビッグデータ」などの用語が当たり前に使われるし、職場内でそんな単語を耳にする機会も少なくない。今更「それって何?」とは聞きづらい。もはやITの知識は、理系や技術職の人だけが身につけるものではなく、これからの時代のビジネスパーソンにとって必須の知識といえるだろう。

 そんな知識を身につけたいという人は、「ITパスポート」の資格試験を受験してみてはいかがだろうか。「ITパスポート」は、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験。初心者がITの知識を学ぶのにピッタリの資格試験なのだ。本稿では、『みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集 2023年度 [本とアプリで試験対策!!]』(TAC出版情報処理試験研究会/TAC出版)から、試験で学べる知識が実際どのようなものか紹介する。この本は、「ITパスポート」合格のための知識がイラストや図を交えながらわかりやすい言葉で解説されているから、初学者でも理解しやすい。また、新シラバス5.0と6.0に対応しており、基礎的な用語から最新用語までをカバーしてくれる。

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みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集 2023年度 [本とアプリで試験対策!!] P7

みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集 2023年度 [本とアプリで試験対策!!] P8

「DX」「IoT」「MaaS」…イマドキのIT用語、きちんと理解していますか?

 本書を開いてみると、新聞やニュース番組でよく取り上げられている用語が数多く登場する。たとえば、最近よく見聞きする「DX(Digital Transformation /デジタルトランスフォメーション)」とは、ITの浸透によって、ビジネスや人々の生活がよい方向に変化していくこと。なかでも、家電や自動車、産業機器などさまざまなモノがインターネットとつながる「IoT(Internet of Things)」によって、私たちの生活はどんどん便利になってきている。

みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集 2023年度 [本とアプリで試験対策!!] P111

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 外出先からエアコンの電源を操作するなど、家電を遠隔操作するシステムが有名である他、自動車業界では「CASE(Connected(接続)、Autonomous(自動運転)、Shared & Services(シェアとサービス)、Electric(電動化))」という100年に一度の大変革期が来ているといわれている。さらには、自動車業界に限らず、鉄道業界や航空業界でも注目されているのが、すべての交通手段の情報を統合して提供する「MaaS(Mobility as a Service/マース)」という概念だ。ITに疎いという人も、一度はどこかで見聞きしたことがある用語ではないだろうか。

情報漏洩や詐欺などの被害に遭わないためにも

 ITを活用する上で大切なのは情報セキュリティだ。「ITパスポート」の学習をすると、インターネットや電子メール、社内システムを利用する際の機密情報漏洩や、ウイルス感染などのリスクについての理解も深まる。たとえば、コンピュータに侵入して不正行為をする「コンピュータウイルス」や、メール内のURLから偽のサイトへアクセスさせることで個人情報を盗む「フィッシング」、コンピュータをロックして使用できない状態にし、その制限を解除することと引き換えに金銭を要求する「ランサムウェア」などのサイバー攻撃には注意が必要だ。

 だが、人の行為が原因となって引き起こされる人的脅威も忘れてはならない。コンピュータの画面を後ろから盗み見ることで不正に情報を取得する「ショルダーハック」や、企業のIT部門の正式な許可を得ないまま、社員が業務に利用している私物のデバイスやクラウドサービス「シャドーIT」からも情報が漏れる可能性もある。ITを活用する上でどのような脅威があるのかを知ることは、仕事でもプライベートでも自衛のために役に立つに違いない。

ITパスポートの勉強をするなら…

 このように、「ITパスポート」では、最新のデジタル技術に関する基礎的な知識が問われる。当たり前に社会で飛び交っているIT用語を体系的に学ぶことができるから、より昨今のニュースを深く知ることができるだろう。さらには、経営やプロジェクトマネジメントに関する分野も問われるから、キャリアアップにも役立つ。働きながら資格取得する際は通勤時間を勉強に充てることが多いが、本書は教科書編と問題集編が分冊できるセパレート形式になっており、持ち運びもラクだ。さらに問題集編はアプリ版で学習履歴や正答率をチェックしながら学ぶことができる。

 若手ビジネスマンは基礎知識の確認として、中堅層以降は今更聞けない用語の学習として、対策しながら「ITパスポート」取得に挑戦してみてほしい。

文=アサトーミナミ